「現在」を残す価値〔3444〕2012/09/19
2012年9月19日(水)晴れ
やっと晴れました。良いお天気の朝。昨夜はまた降ったようで、濡れた街が朝日に輝きよります。
それにしても昨日ご紹介した「やまけんの出張食い倒れ日記」、素晴らしゅうございました。確かにあの「高知生まれの低温殺菌牛乳」、首都圏のみならず、関西でも、搾乳してから店頭に並ぶまでの時間が一番短い牛乳であることは間違いないので、おいしいです。牛乳は、新しい方がおいしいに決まっちょりますき。広島、山口、岡山の一部、そして福岡県でも展開される「ユアーズ」様「アバンセ」様「丸和」様の「YOUR EYES 低温殺菌牛乳」も、おんなじ内容ですき、近くの方はお試しになってみてくださいね。しつこいですが、おいしいです。
と、宣伝、商売はこれくらいにしまして、本題。
こないだ、「1980 土佐を飛ぶ」という、高知新聞社発行の写真集が家にあったがを見つけました。航空写真住宅地図。今から32年前、高知県下各所を空から撮影したもの。当時は「そんなもんか」といった程度の写真集やったでしょうか、32年経過してみると、こじゃんと貴重なアーカーブスになっちゅうことがわかります。
ですきに、そんなことして何になる、と思わずに「現在」を残していくことは、実はこじゃんと大切ながですね。1980年と言いますと、なんとなく「こないだ」みたいな感覚ですが、写真で見てみると随分変わっちょります。丁度その頃、あちこちの河川で、それまでの橋が大きく立派な橋に架け替えられよります。公共工事も活発ですな。九反田の再開発は、まだ始まっちょりません。
で、写真は、その写真集の、市内中心部のちょっと東を写したページ。この橋は潮江橋。向こうへいくと、天神橋になります。
そう。思い出しました。
1980年といいますと、小生、東京で学生。ですがその年の3月まで高校生で、毎日のようにこの橋を渡りよりました。潮江橋、こんなになっちょったっけ?と不審に思われる方も多いでしょう。これは、新しい橋への架け替えが行われゆう風景。翌年3月に完成するのが、現在の、電車通りと同じ広さで南北がつながっちゅう潮江橋。以前の橋は、もっとせんばかったのは、皆さんご記憶の通り。
で、その工事のため、上り車線と下り車線を東西に引き離して仮橋をつくり、その間に、新しい橋を架けゆう訳です。そんな工事やったですね。思い出しました。ですきに、この写真は貴重。
その他、写真集を見ると、鏡川大橋が架けられる途中。雑喉場橋も架け替え中。一文橋も工事中。一文橋と宝永町の間は、まだ、住宅密集地でつながっちょりません。そんな時代の風景を、懐かしく思い出しました。
まだ、32年しか経過しちゃあせいでも貴重な貴重なアーカイブ。時間が経過するに従い、どんどんと貴重になります。
あらためて思う、「現在」を残していくことの大切さ。