北海道、朝日岳から朝日を眺める〔3446〕2012/09/21
2012年9月21日(金)北海道は晴れ!
今朝も北海道。札幌から30kmくらいの定山渓温泉というこころに泊まりました。昨夜は、中四国の食品小売業の皆様大集合で、なかなかの宴会でございました。よう飲みました。
定山渓温泉は、大都会札幌から近いということもあって、立派なホテルや旅館が立ち並ぶ温泉街。その発祥は、安政年間に遡るそうです。幕末安政5年(1858年)、幕府の命を受けた松浦武四郎さんが道路適地調査ということで、アイヌの案内でやって来て、岩の間に湧きだしたお湯を溜めて入浴したがが嚆矢。
慶応2年(1866年)、美泉定山というお坊さんが、アイヌに、ここに湯が湧いて鹿が湯浴みしゆう、てな話を聞いて、温泉開発を始めたそうです。しかし札幌からの路は険しく、困難を極めました。明治になって、頓挫したりしましたが、ここに、土佐出身、岩村通俊さんが登場。おう。
以前北海道へ来た際に、円山公園の岩村通俊さんの像をご紹介しました。明治4年に北海道の開発判官になった、宿毛出身の偉人。北海道開発の総責任者。「北海道庁」をつくることに尽力し、初代北海道庁長官。
この開発のキーパーソンに、定山坊は談判。同調した岩村さん、道路を通し、温泉が湧き出る場所に休憩所を建設、その「湯守」に、定山坊を指名したのでありました。
それから定山さん、一生懸命湯守をつとめ、開発に努力。岩村さんの案内で訪れた副参議東久世宮が、岩村さんから定山坊の功績を聞き、定山渓と命名した訳です。定山渓は、個人の名前由来。しかも、土佐の先達、岩村通俊さんが深く深く関わっちゅうのであります。
さて、その温泉郷の東西に、標高600m足らずの山があります。西側が「朝日岳」、東側が「夕日岳」。そんな訳で、今朝は、5時に宿を出て、朝日岳に駆け上がってきました。
山の森は北海道らしい植生。トドマツとかが中心で、朝の清々しい空気がおいしすぎます。気温は昨日の札幌よりも大分低く、Tシャツ短パンですと、身体が温まるまでは寒いです。ですきにこじゃんと走りやすうございます。
写真はその朝日岳頂上。樹々に囲まれ、眺望はありません。が、丁度夕日岳の方から朝日が昇り、黄金色に輝きよりました。標高598m。
北海道の鳥の声をききながら、しばし、大自然に抱かれちょりました。
しゅっと、汗が冷えて寒うなってきますので、また温泉郷まで駆け下り、温泉に浸かりました。北海道の山、キチンと登りにきてみたいと思うた、朝食前登山RUN。