「鏡川」の「筆山」〔341〕2004/03/22
2004年3月22日(月)雨
桜は開花宣言したのでありますが、このところ雨や曇りが多くなっちょります。来週あたりの花見のピークに向けて、今のうちに降っちょいてもらうががえいかも知れんですね。
さて、今朝はその雨の中鏡川を遡行してきました。以前から申しておりますが、ひまわり太郎は雨の中を走るのが大好きです。今の季節、5分も走ると、雨の中とは言え汗が噴き出して来てとても気持ちえいですね。
写真は、鷹匠町の山内神社の前の土手から写した鏡川。川向こうの山はご存知「筆山」。いかがです?「筆山」の名前の由来はこの写真をみただけて十分わかりますよね。
「鏡川」に映える筆山は、見事に筆の形をしております。その昔「潮江山」「潮江川」と呼びよったがを、文人達が「鏡川」「筆山」と呼びならわしたのが、この写真でよく理解できます。
筆山手前の大きな建物は「龍馬スタジアム」。競輪場ですね。競輪場の中は陸上競技もできるようにきれいに整備されちょります。
藩政期の水防システムとして、川のこちら側、つまり城下町の「郭中」を守る事を第一義としちょりましたので、こちら側には、堤防を始め多くの治水システムが構築されちょりました。そして、向こう岸(南岸)は、北岸より少し低い堤防が築かれ、大雨で増水してもその川水は南側へ誘導されるようになっちょりました。南岸の皆様には気の毒でしたが、当時の治水の一般的な方法として、この方式が採用されちょったがです。すべてを守れない以上、守るべき優先順位をきちんと決めて、水防の効果を上げちょった訳ですね。