月の瀬橋南詰めから〔342〕2004/03/23
2004年3月23日(火)晴れ
今朝も鏡川を遡行、月の瀬橋まで行っちょりました。川沿いの桜は、まだまだ蕾が多いですね。とはいえ、ピンク色に膨らんできましたので、もうすぐ、この川縁もピンク色に染まることでしょう。
写真は「月の瀬橋」南詰めから北を向いて撮影したもの。この橋を北へ渡り、右へ折れた川沿いの土手が「築屋敷(つきやしき)」という地区です。ここの桜は特に絶品。今朝はまだ全然咲いてませんでしたが、今週末くらいから咲き始めます。満開の頃に一度レポートしますね。
この「築屋敷」の中程を少し北へ行ったところに坂本龍馬が通った日根野道場がありました。そのもう少し北に龍馬の生家があったんですね。
反対に、この橋の北詰めをすぐに左へ折れて少し行くと、このにっこりひまわりで何度もご紹介した幕末のハイカラ文人画家「河田小龍(かわだしょうりょう)」の塾跡があります。安政の大地震で家を失った小龍が、家を借りて住んだところですね。ここで龍馬が国際情勢を学んだのは有名。
この橋を渡ってまっすぐ行きますと、現在の電車通り本丁筋、江戸時代には上町本町(かみまちほんちょう)と呼ばれた通りに出ます。その左角には「才谷屋」という豪商がありました。ご存知龍馬を生んだ坂本家は、この「才谷屋」でございます。土佐藩が財政再建策の一環として郷士(下級武士)株を金銭で販売した時代が一時期あり、その時代に坂本家は郷士株を購入し、商人から武士になったのであります。