ひまわり太郎のナンチャッテ試算2〔3331〕2012/05/29
2012年5月29日(火)晴れ!
東日本の方はそうでもないようですが、高知は、穏やかに晴れたお天気が続きよります。この季節、こうぢゃあないといけません。
さてさて、全然気付かんうちに新しい大きな道路ができちょったり、思わぬところにトンネルが開通しちょったりしてビックリしたことはありませんか?
私はあります、ビッシリ。
そんなビックリトンネルのひとつがここ。野市の東佐古から三宝山の下を抜け、野市兎田、山北方面へのつながるトンネル、三宝山トンネル。このようなところの東西交通にそれほど需要があるとは思うちょりませんでしたので、ある日、野市の新宮馬之助さんの絵馬がある新宮神社から山北方面へ行きよって、大きなトンネルを発見してビックリ。開通は2004年6月となっちょりますき、随分前に抜けちょります。予想外でした、はい。
写真は、その三宝山トンネルの東佐古側の入り口。
ところで、今年4月19日のにっこりで、もし標高30mの命山を構築したら、どれくらいの土砂が必要か、てな計算をしちょります。文系ひまわり太郎のナンチャッテ試算。で、全然間違うちゅうかも知れませんが、約12万立方メートルの土砂で一つの命山、という答案を書いちょりました。理系の方、間違うちょったらご指摘ください。
さてそこで。このトンネルを掘るがに排出された土砂はどれっぱあのもんか、気になったので、またまたまたまた試算してみることにしました。
文系ひまわり太郎のナンチャッテ試算2!
トンネル入り口横に貼られちゃある説明板によりますれば、このトンネルは、幅9.75m、高さ6.45m、長さ726mとなっちょりました。さて。
まず、この入り口の表面積を計算してみましょう。
この入り口が、直径9.75mの完全な半円としてみましょう。
9.75÷2=4.875
(4.875×4.875×3.14)÷2=37.31
しかし、もし直径9.75mに半円であれば高さは4.875mになるはずですが、これは6.45m。ちくと縦長。ここで文系作戦を採用し、エイヤっと半円の1.2倍くらいにしましょう!
たぶんもうちょっと広いでしょうけんど、少なめに見積もっちょきますね。
さて、すると、入り口の表面積は37.31×1.2で44.77平方メートル。ホンマカイナ。
さて、それではこの表面積に長さをかけてみます。
44.77×726=32503
そう。このトンネルを掘るがに排出される土砂の量は、3万2千5百立方メートルくらいということになりました。嘘かもしれません。
さて、前回のナンチャッテ試算で、標高30mの命山に12万立方メートルの土砂が必要、ということでしたので、命山一つに、このトンネル4つ。なるほど。
このトンネルは、それほど巨大な部類のものではありません。高速道路などのトンネルはもっとずっと巨大ですし、往復2本掘ったりします。
一般道路でも、昨年8月17日にご紹介した、池川と吾北をつなぐ大峠トンネル。その旧トンネルの下に2002年開通した新大峠トンネルは、長さ2928m。表面積はこれよりも大きいと思われますが、これっぱあやとして計算しますと
44.77×2928=131087
13万立方メートルですき、新大峠トンネル1本で、命山がひとつできることになりますね。嘘かもしれません。
ちなみに、新大峠トンネル工事で排出された土砂は、池川の谷をひとつまるごこ埋め立てるがに使われ、そこにはカット野菜の工場や施設園芸のハウスが並ぶ団地に造成されちょりました。
イメージとしまして、新大峠トンネル1本で命山一つでしょうか。
震災ガレキを埋め込む、という選択肢は技術的に難しいがでしょうかね。それですと、内側の基礎部分にあちこちで嫌われゆう負の遺産が防災対策に使えることになるがですが。しかし安全も大事ですき、キチンとした検討検証が必要でしょう。