はじめての九州新幹線〔3332〕2012/05/30
2012年5月30日(水)曇りですばい
でですね、今、九州新幹線。今日、夕方6時に高知空港を飛び立つ飛行機で福岡まで飛びまして、地下鉄で博多駅まで移動、そして、生まれて初めての九州新幹線「さくら」でごわす。その快適車内で、今日のにっこりを書きゆうがでごわす。夜ですき、景色が全然見えんががちくと残念。
この九州新幹線が開業して、鹿児島とかまでがこじゃんと近うなりました。
以前、大阪からJRで高知へイニゆう時、鹿児島中央行きの「さくら」に乗りました。岡山乗り換え。さくら車内で、各駅の到着予定時刻を聞きよりましたら、小生が岡山で南風に乗り換えて高知へ着く時間とメッソ変わらんではありませんか。いやいや、驚きましたですたい。
これ、全然羨ましいと思いゆうがではありません。時間距離が短くなる、ということが、その土地にとってハッピーなことかどうかは、かなりものすごく微妙なことやと考えるきです。便利になることと、幸せになることが一緒とは限りませんき。
今は仕事での移動手段として、新幹線や飛行機を使います。が、あわてんづくとにゴトゴト汽車の旅、みたいながが本来は大好きながです。東京で学生をやりよった頃、高知へモンて来るがに、新幹線、特急、急行は一切使わない、てなことをビッシリやったりしよりました。時間が有り余っちょりましたね、あの頃。あの頃の自分が羨ましい。
当時は、寝台列車、いわゆるブルートレインというものが日本列島を縦横無尽に走り回りよりました。鹿児島と言えば「明星」。大阪と西鹿児島の間を走りよりました。あと、現在の「さくら」と同じ名前の寝台特急「さくら」は、東京と長崎の間。あと、東京~大分の「富士」とか東京~熊本の「はやぶさ」とかは、長い距離を走るがが羨ましかったです。長い距離と言えば「日本海」。大阪と青森の間を、日本海経由で走りよりました。こないだまで運行しよったみたいですね。今は、定期列車ではないですけんど、「トワイライトエキスプレス」が大阪と札幌を結ぶ長距離寝台特急。これぞ高級長距離列車、ということで、運行される際はなかなか人気があると聞きます。
あの頃の話に戻りますれば、瀬戸大橋もなかったので、高知から高松へ南風で行って、宇高連絡船で宇野へ渡り、そっから「瀬戸」に乗って東京へインだこともありました。料金は結構高いので、学生にとってはかなり思い切った出費でございました。
ひまわり太郎は鉄っちゃんと言うより、時刻表マニアでした。国鉄の時刻表があれば、何時間でも楽しく過ごせるというアレ。あの頃の時刻表は、東海道線とか山陽本線とかの深夜の時間帯を見ると、おびただしい数の寝台特急がズラズラ。それを眺めながら、あそこで乗り換えここで下車し、などと乗ったつもりになってエツにいるがが時刻表マニアなのでありました。
昨日の高新夕刊に、JR九州が、来秋から「ななつ星in九州」という寝台列車を運行する、という記事が載っちょりました。一番豪華なコースは3泊4日で55万円。ただ、九州をぐるぐるまわってくる、という列車なので、それぢゃあ鉄っちゃんはどうながやろか、と思いました。遊園地をぐるぐるまわるお猿の電車ぢゃあるまいし。ところがターゲットが違うがですね。アジアの富裕層狙いやとか。なるほど。
我々が考える豪華寝台列車の旅は、オリエント急行みたいな、長い長い距離を色んなドラマとともに走り抜けて行くイメージ。目的地ははるか彼方の見知らぬ土地、みたいな感じでしょうか。ですきに、九州の中をぐるりと廻って同じ駅に帰ってくる、と言われてもピンと来ん訳です。55万円ですきんね。
これで成功したら、アジアの富裕層恐るべし、でごわす。