立ち食いそば考〔3299〕2012/04/27
2012年4月27日(金)雨が降ってるじゃん
てな訳で今朝は横浜。高知の横浜ぢゃあのうて、東京の横浜。違いました、神奈川県の横浜。高知のヒトは、高知の横浜と区別するため、神奈川県の横浜を「東京の横浜」と言うたりするじゃん。
昨日の夕方、岡山へバスで移動、打合せ等を済ませ、駅前でちょっと飲んだ後、最終ののぞみに乗ってやって来ました。新横浜着が夜中。けんどあれですね、都会は真夜中まで賑やか。たまにやって来ると圧倒されるのでありました。
で、写真は、今朝の新横浜駅。横浜線のホーム。通勤ラッシュ直前のホームは、それでも仕事に向かうヒトの波が田舎者を押し流していきます。
少し大きい駅になりますと、このように、立ち食いそば屋さんがホームにあったりします。そして駅周辺にも、色んな立ち食いそば屋さん。結構社会にとけ込み、都会になくてはならない存在になっちゅう立ち食いそば屋さん。ひまわり太郎も、東京で過ごした学生時代、随分とお世話になりました。
ちょっと懐に余裕がある時は、朝食、立ち食いそばを食べたりしよりました。当時住んじょった西武新宿線の新井薬師前駅の近くにあった(今はもうない)立ち食いそば屋さんを一番使いました。
始めて東京で暮らし始めた頃、おそばを食べる、という文化に馴染みがなく、その立ち食いそば屋さんで最初に頼んだのがコロッケうどん。忘れもしません。なんぢゃこりゃあ!
うどんとそばのだし汁が一緒なので、真っ黒い汁に浮かんだうどん。東京のヒトは不思議なものを食べるがや、と、ビックリしたのでありました。うどんと言えば、カツオだしの、黄金色のスープ。それがですね、真っ黒い汁ですきショックです。
その後、どうやら立ち食いそば屋でうどんはマイナーな存在であり、基本的にはそばを食べるものだ、ということに気付き、徐々にハマって行ったのでありました。あの汁は、おそばによく合います。
当時、高知でしかそばを食べたことがありませんでした。しかも、当時の高知には、本格的なちゃんとしたおそばを食べさせるおそば屋さんがなく、東京の立ち食いそば屋さんのおそばに感動。
当時、天ぷらそばにしたところでせいぜい180円くらい。あんな価格で、高知県人にとってはかなり破格においしいおそばが食べれる訳です。どの店も、一定の水準をクリアしちょります。
まだ自動券売機などはなかったですが、ちょっとづつ、大手立ち食いそばチェーンができ始めちょった時代でしょうか。が、ホントに狭いスペースに無理矢理つくったような、混んでくると前の道路でどんぶり鉢を抱えて食べんといかんようなお店が美味しかったです。お気に入りは、今でも存在する、中野駅北口、商店街入り口近くのそば屋さん。麺が、他のお店と違いました。
東京に出張して、時間があれば今でもたんまに立ち寄ります。当時の、手で切ったような、少し太さにバラツキのある麺ではなくなって、風味もちょっと変わって残念ですが、それでも懐かしゅうございます。
今は、かなりシステマチックになった立ち食いそば屋さんですが、日本人は、ああいった雰囲気が大好き。ひまわり太郎も、東京へやって来ると、ついつい立ち食いそば屋さんに吸い寄せられていきます。
いや、ここは神奈川県でした。