南国市田村、お月様、命山、震災がれき〔3281〕2012/04/09
2012年4月9日(月)晴れ!
良く晴れた朝。そんなに冷ようもありません。南西の空には、満月をちょっと過ぎたお月様。煌々と輝く美しいお月様。通勤路、田んぼに映るお月様がキレイでした。ここは南国市田村。弥生時代、南四国最大級の集落があった田村。室町時代、細川氏の守護代屋敷がおかれ、政治の中心であった田村。あちこちに神社や祠が鎮座しちょります。
ここは海岸から約3km。古いお宮さんもたくさんありますし、宝永津波の記録でも、この界隈が津波で壊滅したようなものは見当たりません。が、界隈、高い場所もないので、いざという時にどうするか悩む場所ではあります。
お月様の真下に、四角い足場のような構築物が見えます。あれは、高知東部自動車道の高架の脚。あそこを自動車道が通る訳です。数年後には、こっからの景色は全然違うものになっちゅうはずでございます。
中央の、とっと向こうに見える山が、こないだご紹介した琴平山。浜改田、里改田の皆さんは、地震の際にはあの山へ避難するようになっちょります。あの山から東へ、物部川までの3kmちょっとの区間は、高台がありません。空港はあります。海岸線の、前浜切戸から西には砂丘がありますが、海抜は11mちょっと。さてどうするか。
地下シェルター案も含め、とにかく、可能性のあることをどんどんと検討せんと行かん時期。そんな案に「命山」計画を入れてもらうべく、動きます。
過去の歴史を見たとき、崩れる心配のない山へ逃げるのが、最良の策であったことは明らか。ましてや、久枝には、実際に、多くの命を救うた「命山」が存在し、人々に「命山」と呼ばれてきた事実。標高30mくらいの山をつくることは、そんなに難しいことではない気がします。素人ですけんど。
素人ついでに妄想を暴走させれば、高知県の海岸線にいくつか作らんといかん、上岡山規模の「命山」には、安全性が確認された震災がれきを利用できんでしょうか。そしてその上に土佐山の微細石灰、そして表面を流れにくい土で覆う。
大量の材料を必要とする「命山」に、震災がれきがもし使えたら。
この、太平洋からそのまんまの広い広いエリアを自転車で走るたんび、そんな妄想が暴走します。