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今日のにっこりひまわり 毎日健康社員日記

今年も動き始めた水車、日本の農業を考える〔3266〕2012/03/25

今年も動き始めた水車、日本の農業を考える

2012年3月25日(日)晴れちょります

今日は素敵なランニング日和。梶ヶ森でもたつくりに行こうかと思いよりましたが予定を変更して旧鏡村、「春のランニングコース」にしてみました。

市内から鏡川を遡上、古い古い由緒のある朝倉神社にお参りしちょいて、朝倉用水沿いを北上。そろそろ水車が動きやあせんろうかと思うて来てみましたら、もう、2台ばかし、田に水を入れ始めちょりました。
ここの農業用水から田に水を引くのは、このような水車。5台くらい、近所の鉄工所でつくったと思しきスッキリしたデザインの、現役実用水車が、この季節になると現れます。

ひまわり太郎、この水車のある風景が気に入っちゅうようで、今調べてみますれば、2005年4月24日2006年5月3日2009年7月20日2010年5月3日2011年4月24日と、5回もご紹介しちょりました。で、今気付きましたが、3月に動きゆう水車はどうやら初めて。ここいらの田は、極早稲ではないので、もうちょっと田植えが後になりますきに、全部の水車がフルで活躍するがは4月後半くらいになってからでしょうか。

写真の水車がくみ上げた水は、四角いプラスチッックの箱で受けられ、道路の下を通って左側の田んぼに水を供給しよります。こうやって、自然の力を利用し、貴重な水資源を活用しゆう光景が、こじゃんとしっくりくる、ひまわり太郎でありました。

今日はここから大河内まで鏡川を遡上、そこに流れ込む行川川(なめがわがわ)沿いに急坂を駈け上って行川、そして行川川に流れ込む上里川(じょうりがわ)沿いに更に急な坂を攻め上って上里へ。菜の花が満開で、梅の花も美しい上里。ウグイスの鳴き声が森の中から。
そして、おいしい湧き水を飲んじょいて、峠を越えて去坂へ。いつもはここから針原の方へ抜けていくのですが、今日はちくと趣向を変えて逆の方へ下ってみました。去坂から畑川へ。去坂川が畑川に流れ込む地点まで美しい道を下り、畑川沿いに下ると、川の名前は的渕川にいつしか変わり、そして旧鏡村役場のところで鏡川に流れ込みます。其の名も川口。

こうやってたつくると、鏡川水系の幾筋もの川が、色んな谷を通って流れ、人々の暮らしを潤してきたことがよくわかります。水を制するために、高い場所、高い場所に田や畑をつくり、集落となっていった姿。

写真の水車も、朝倉堰の恩恵による朝倉用水を有効に活用するもの。山の多い日本の国土でヒトが暮らし、農業を営む、ということは、水をどうやって利用するかを考えることと、同義語であったかも知れません。日本の農業を、アメリカやオーストラリアのように規模の農業で競争力を、と単純に考えたらいかんことは、こうやって山をたつくりよったらしゅっと解ります。規模で国際競争力を、というのは無理な幻想であるし、もしその方向に行くのであれば、この豊かな自然を恵んでくれる農村は、完全に消滅してしまいます。山をたつくってみたらわかります。


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