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今日のにっこりひまわり 毎日健康社員日記

安芸、栃ノ木堰と灌漑用水も先人の努力〔2936〕2011/04/30

安芸、栃ノ木堰と灌漑用水も先人の努力

2011年4月30日(土)曇り

ここは、安芸の街から安芸川を遡上していった栃ノ木という集落。ここまでは平地で、田んぼや畠が広がりますが、こっから上流域は突然山間になり、十数キロ遡上したところで盆地状に拓けます。そこが畑山。

さて、写真は、栃ノ木の堰から引かれた灌漑用水。ここに、3mの高低差があり、轟音とともに大量の水が流れ落ちよります。こないだの高知新聞に載っちょった、小水力発電の候補地はここでしょうか。

ここから安芸の街にかけては、嘗ては二期作地帯。で、田植え時期が短い期間に集中するため、水争いが絶えんかったそうです。

そこで、昭和5年、関係地区合同で堰をつくり、灌漑用水を整理、整備して、皆が便利に利用できるようになったそうです。これも先人の知恵と努力。

その用水は、今でも豊かな水を湛え、勢いよく流れております。灌漑用水は、場所によってはなかりの高低差をもった水路が平行して流れることになるので、どうやら小水力発電に適しちゅうにかありません。野中兼山さんが開鑿した用水だけでも、野市はもちろん、春野など、発電に利用できそうなところはたくさんあります。兼山さんだけではなく、ここ栃ノ木のように、地元の皆さんの努力でつくられちゅうものも多いですね。

高知は、豊かな水が勢いよく流れる地形。日照時間も、日本有数。これは、自然エネルギーとの共存をしなさい、と、自然が教えてくれゆうみたいなもん。新聞に載っちょった、全国都道府県首長さんのアンケートで、現実問題として原発から離れられない、とする意見が多かったようです。が、やはり、こういった自然エネルギー活用の技術開発、そして利用促進を、もっともっとやっていかんといかんですね、ニッポンは。時間がかかっても着実に。できれば素早く。

これから、人口が減少し、経済規模も縮小してくことが決まっているニッポン。地域で、経済がまわっていく、小さくコンパクトなコミュニティでの活性化が絶対に必要。すると、エネルギー、食糧、教育、それに商業は地産地消が不可欠。効率の良さだけが一人歩きする大規模経済では、無理な時代になりました。

そろそろ、将来の日本人たちが、こんな国にしちょいてくれてホントに良かった、と思うてくれるようなことに、智恵を使い、努力していかんといかんがでしょう。先人が残してくれたように。


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