今年も、水車のある風景〔2930〕2011/04/24
2011年4月24日(日)晴れ!
良いお天気の日曜日。久々に、ホントに久々に、鏡川遡上コースをたつくりに行っちょりました。風が心地良かったです。
ご存知の通り、高知は、もう、ほとんどの田んぼで田植えが完了しちょります。極早稲でもない、ここ、朝倉の田んぼも、もう、薄い緑色。朝倉神社のご神体山が赤鬼山で、その東側を、朝倉堰からひかれた水路が南下しちょります。その水路を遡上すると、米田の界隈で、水車がまわる風景をご覧頂けます。
このにっこりでもビッシリご紹介してきました。ここの水車の用途は、田んぼに水を引くこと。ですきに、田植え用の水を田んぼの張る際に活躍し、冬場とかには、その辺に転がされちょります。
本日見た、稼働中の水車は4台。もう2台ほどあるがですが、田植えも終わり、動きよりませんでした。
全部、この水車と同じつくりで、ちょっとづつ大きさが違います。同じ鉄工所で作ったがでしょうか。仕組みは、このように、エスロンパイプを茶筒のようにして取り付け、水流で回転、その勢いで水をこの木箱に落とし、ここから、道路の下を通っちゅうパイプを通して道の反対側の田んぼに水を張る、というもの。今日は、田んぼに水を流さず、そのまんまこの水路に再び落としよりました。つまり、本来の役目は果たさず、ただ回転しゆうだっけ。それでも、回転する軋み音、木箱に落ちる水の音などが何とも言えず癒してくれます。
以前にも書きましたが、ここの水車は、ここの農家さんたちが実用的にこさえた鉄製のもの。観光用の、ただ回転だけするものではありません。こんな工夫、景色に、ひまわり太郎は感動するのであります。山裾の水路に、水車がいくつか並び、それぞれの仕事をしゆう姿は、素晴らしいもの。智恵と感性ですね。
今日はこっから宗安寺を抜け、大河内(おおがち)から行川(なめがわ)まで遡上、そっから一気に上里(じょうり)まで駆け上がって美しい春の風景、匂い、風を体感してきました。忘れちょった、山をたつくる心地よさ。
こうやって見てみると、高知の山の集落は、漢字が読みにくいです。