にっこり8周年〔2923〕2011/04/17
2011年4月17日(日)晴れ!
今日で8年。2003年4月17日に、高知城二ノ丸でスタートした「今日のにっこりひまわり」も、一日も休むことなく、今日で8周年を迎えました。周年と言えば高知城が多かったがですが、8周年は、ここにしてみました。今年だけつくられちゅう、岡豊山てっぺんの、岡豊城望櫓。中世の城郭は、木組みの砦みたいなものでしたが、織田信長が安土城を築いてから、瓦を乗せた天守(天主)がお目見えしました。その権威を示すシンボルとしての価値が、お城に求められるようになった訳です。この岡豊城の望櫓は、そんな時期につくられた、中世から近世に移行していきよった頃の性格を持っちょりました。
ここから、長宗我部国親さんや元親さんがこの風景を眺め、そして土佐、四国を手中に収める戦略を練っていった訳です。以前にも書きましたが、ここからの風景を眺めることで、自分が土佐の覇者になり、四国の覇者になることを「想像」できたことが、すべての始まりやったと、ひまわり太郎は考えます。
この8年間、色んなことがありました。幼稚園児と小学低学年やったJr.は、中2と高2。はやいもんです。自分が年取ったつもりは全然ないがですけんどね。
どんな天気でも、どこへ出張しちょっても、ロシアでもバイコヌール宇宙基地でも途切れさせずに、身近な歴史や文化、どうぢゃちかまんような些細な、しかし妙に気になることとかを書き連ねてきて8年。最初は、何を書いたもんか、悩みましたが、ここまで続けると完全に生活の一部になり、なんとなく、その日書くことが決まってきます。不思議なもんです。これからも、思いついたことを書き連ねて参りますので、よろしくお願い申し上げます。
さて、未曾有の危機が、日本を襲いました。この震災、津波、原発の状況は、なんともやりきれないものがあります。しかし、否応無く時間は経過します。しかし、間違いなく時間は経過します。今は、それぞれができることをしぶとく継続的に我慢強く粘り強く続けていかんといけません。時間は否応無く経過しますが、確実に、経過します。振り返って、「あのときはよう頑張れた」と思えるときが必ずやってきます。それまでしぶとく我慢強く粘り強く。