天神大橋、唐人町界隈〔292〕2004/02/02
2004年2月2日(月)曇り一時雨
昨夜から雨模様の高知県地方、とても暖かい朝になりました。もう節分ですね、季節は春に向かって動き始めたようです。
さて、今朝は久し振りに「唐人町」。にっこりひまわり[20]で、その町名の由来は説明させていただきました。手前の水面に見える小さい影は、朝食にいそしむ鴨の群れ。今の時間、鏡川の川岸寄りの水面には、本当にたくさんの鴨が群れて、朝食を楽しみよります。
その向こうは冬枯れの葦。昔、鏡川の一世清掃の際、この葦を少し苅った方が良いとか絶対に苅られんとかの意見が対立し、結局苅らない方に軍配があがったのを覚えちょります。
確かに、この葦には水質浄化の作用があり、適度に生えちゅうがは川にとってえいことながでしょうね。この葦原のなかへ掃除に入りますと、流されて来たたくさんのゴミ、空き缶などが引っ掛かっちょります。一種のフィルターの役目を担うちゅうがでしょう。
その向こうに架かる赤い欄干の橋はご存知「天神大橋」。鏡川に一番最初に架けられたのはこの橋ですね。その橋の、左端の袂に、にっこりひまわり[289]でご紹介した大きなクスノキが写っちょります。その界隈の森が潮江天満宮の鎮守の森でございます。潮江天満宮の背後には、やはりその昔にはご神体とされちょった事は想像に難くない筆山が控えちょります。なだらかな稜線が筆の先っぽみたいですね。