先人の教え、先人の志〔2910〕2011/04/04
2011年4月4日(月)快晴!
昨日、飛行機で高知へモンて来ました。やはり、震災後の状況が高知と東京では全然違うことを改めて実感しております。飛行機の中で、とある交通インフラ大企業の高知支店長さんと遇いましたが、その方は、先週の、東京本社の会議で、今こそ、元気が出るような販促キャンペーンをやるべきだ、と主張して、本社の皆さんとやりおうて来たそうです。そうですね。震災の影響が少ない地方が、被災地を支援しつつ、今まで以上に元気で頑張ることが必要ながかも知れません。難しいところですが。
そんな中、カフェのサブウェイさんなど、福島県や茨城県産の野菜を、放射能チェックをした上で、積極的に使うていこう、という企業が現れ始めました。これは素晴らしいことやと思います。販売中止品目でもないのに、福島県産、茨城県産というだけですべての農産物をカットする小売業がいる中、一番困っている皆さんを、このような形で支援することは、とても重要なこと。こんな時期やからこそ、こんなかたちで皆で助け合わんといかんですね。
日本の経済は、これから、なかなか厳しい局面が続くと思われます。お金の循環を考えると、雰囲気が沈みこんでしまうのは、決してプラスではありません。ハシャグ、ソバエル、ホタエル、ホゲル必要は無いので、東日本の状況を常に意識しつつ、経済、社会状況もプラスにもっていくように活発に活動することは大切やないでしょうかね。
ここは今朝、夜明け前の高知の堀川。大鋸屋橋から東向いて撮影してみました。桜が徐々に見事になってきました。ここは高知有数の桜の名所ですが、今年は自粛ムードで、花見客さんも少ないみたいです。が、やりゆうヒトはやりよります。それぞれ、それぞれの判断で、日本の現況に思いを馳せ、自分を信じて行動していくことは正しいこと。お上が花見自粛令を出しても、何が正しいかはそれぞれの信じるところしか無いがぢゃないでしょうか。
こないだうちから、先人の教え、戒めの大切さを語ってきました。この場所は、違う意味で、先人の想いが込められた場所。 2009年10月25日のにっこりバックナンバーに書いちゃあります。こじゃんと汚れちょった堀川が、高知パルプ操業停止でだいぶキレイになってきた頃、地元の有志が、将来桜の名所になったらエイねえ、という想いを込めて植えたそうです。行政でも専門家でもない、地元の名もない志のあるヒト。まだ小さい小さい桜の木々をバックに、昭和57年のテレビ番組で、地元の方がそんなことをしゃべっておられました。
今、このものすごい桜を見ながら、先人の志、智恵のすごさを実感します。