宅間館長の英断〔2873〕2011/02/26
2011年2月26日(土)よう晴れちょります
良いお天気の土曜日。最近、高知の遺跡巡りがマイブームになっちゅうひまわり太郎、あまりの天気の良さに浮かれて、南国市山沿いの遺跡をたつくりに行っちょりました。一番のお目当ては「奥谷南遺跡」。けんど、結論から申しますと、よう見つけませんでした。
奥谷南遺跡は、高知ではこじゃんと珍しい旧石器時代からの遺跡で、なんと、二万年前の石器とかが出てきたすごい遺跡。元々は縄文遺跡と思われちょったがが、高知自動車道をつくる際に発掘調査をしたところ、古い遺物が出てくる出てくる。
今は道路になったり埋められたり木が生えたりして、わかりにくい場所になっちゅうとのことでしたが、探してみることにしたのでありました。
高速道路の周辺をたつくったことございますか?歩いて行ける小さい道とか、高速道路を歩いてくぐる暗い小さい長いトンネルとかがつくられちょっと、ちょっとしたミステリーゾーン。けんど、結局、この界隈という場所くらいしかわかりませんでした。またの機会にリベンジですな。まあ、ああやってたつくりもって探しゆう時間が一番楽しかったりするので、カマンがですけんどね。
さて、その奥谷から岡豊山はしゅっと。岡豊山を駆け上がってみますと、なにやらチェーンソーのような音が、遂に始まったか!と、期待に胸を膨らませて、歴民横から一気にてっぺんの詰の段まで駆け上がると、やりよりました。
歴史民俗資料館、宅間館長の英断で、このたび、てっぺんに望み櫓が復元設置されることになりました。レプリカ。レプリカ観光はいやながですが、ここの望み櫓は大歓迎ながです。どうしてかはこないだも書きました。
長宗我部国親、元親の親子が、この詰の段で何を見て、何を感じ、何を想像し、四国の覇者になっていったがかを知るには、望み櫓が必要ながです。そしてもちろんそっからの眺望も。
てな訳で、詰の段界隈の、眺望を悪うしちょった樹々を伐採する作業が始まっちょったということながです。
ここは、ちくと眺望が良くなった詰の段。色々と言うヒトが居るので、ちょっと遠慮気味に伐採しちょりますが、それでも随分と良くなりました。今日の高知新聞に、中世城郭を地元の皆さんが整備しゆうという記事が載っちょりましたが、当時の領主の想いを共有するのは、どうしても、頂上付近の樹々を伐らんことにはなんともなりません。ご神木のような重要な樹木でない限り、城郭詰の段の樹々を伐採することは、何の問題もないと思います。素晴らしい取り組みが始まりましたね。
ここ岡豊山のてっぺんに、来月3月の5日、朝10時半、行ってみてください。宅間館長の英断の成果を体感できます。