上岡八幡宮の鳩、金星、信仰〔2828〕2011/01/12
2011年1月12日(水)快晴!
今朝も冷え込む高知県地方。昨日の夜、汽車に乗って帰ってきました。
こじゃんと冷え込む中の、いつもの上岡八幡宮。夜明け前の八幡様は静かで、幽玄。まだ暗い参道を通り、石段を上りよりますと、拝殿の界隈からバタバタバタバタ、という大きな音がして、心臓止まるかと思いました。暗い森の中に浮かび上がる社殿から、突然の大きな音ですきに。
よく見てみますと、拝殿前に1羽の鳩が。飛び上がろうとして、拝殿の庇につかえて飛び上がれず、また拝殿の前にたたずむ、という作業を繰り返しゆうにかありません。拝殿前の鳥。これは何か、特別な意味がありそうな気がします。
思い出すのは2009年5月25日。にっこりバックナンバーをご覧下さい。五台山の星神社で、拝殿前にてお参りをしょうとしゆうひまわり太郎の目の前に、1羽の立派な鶏が駆けてきて「コッケコッコー!」と鬨の声をあげた、というお話。今朝の鳩も、ひまわり太郎がお参りしゆう間はジッとしてたたずみよりました。不思議な朝。
その拝殿から石段を下ると、正面の木々の間に金星が煌めきよりました。参道をまっすぐ行った方向。
そう言えば、星神社はもともと妙見信仰の神仏習合のお社。北極星、北斗七星信仰ですね。で、一昨日書きましたが、大将軍神社は金星の精とも言われます。かつてニッポンでは、大自然に対する畏敬の念が強く、星にも特別の思い入れがありました。それが、仏教、道教などと一緒になり、いろんな考え方の混ざった混沌とした信仰が日本中に広まっちょったのでありました。
ひまわり太郎通勤路界隈に匂いのする熊野信仰も、そんな、色んな宗教が綯い交ぜになり、自然信仰アニミズムと結びついて修験道となり、広まったものですよね。明治になって、修験道が排除され、国家神道に集約していく政策が採られましたが、やっぱし日本人の心に染みついちゅうのは、そんな混沌の宗教観ながやないろうかと思います。