大三島、大山祗神社、クスノキ、お正月〔2814〕2010/12/29
2010年12月29日(水)晴れたり曇ったり
今日は、今年最後の、瀬戸内地方まわりをしてきました。早朝高知を出まして香川支店へ。朝礼に出た後、香川から愛媛をまわり、松山支店に寄っちょいて、松山自動車道からしまなみ海道へ。そして福山から岡山をまわり、瀬戸大橋を渡って、今、やっとこさ会社にモンて来ました。いやいや、走るばあありますな。背中が痛うなりました。
もう、どこへ行っても年末の風景。街中は賑わい、高速道路はトラックが減って帰省の車が増えてきちょりました。
しまなみ海道は、本四架橋の一番西のルート。
愛媛県の今治から広島県の尾道へ、島伝いに渡るコースで、本四架橋3ルートの中で唯一、歩いたり自転車の乗ったりして渡れます。途中には、水軍の本拠地やった因島とか、ニッポンの歴史に重要な役割を果たしてきた島がどっしこ。そして、ひまわり太郎、しまなみ海道を通る際には、必ずと言うてカマンばあ、ここへ立ち寄ります。そう。大三島の大山祗神社さん。全国の大山祗神社の元締め。古い古い歴史を誇ります。
今日は、広い参道入り口では露天商さんがお正月の準備をしよりましたし、境内あちこちで、掃き清めたり手水の具合を確かめたりと、慌ただしい景色になっちょりました。
ここは、その境内を眺めた景色。中央のドデカい楠がこじゃんと目立ちます。この楠、ここに大山積大神を最初に祭った乎千命(おちのみこと)さんがお手植えになったとされる楠で、樹齢は2600年という言い伝えがあるそうです。
乎千命さんは、神武天皇東征の折に、先駆けとしてこの大三島にやって来て、大山祗の神様をお祭りしたとされちょります。神武天皇のヒヒじいちゃんがニニギノミコトで、その奥さんが、大山祗神の娘さんのコノハナサクヤヒメさんやったですきに、関係があるがですね。
こないだ書きましたが、神武天皇東征が、邪馬台国の一族の東遷やとしたら、3世紀くらいの話になって、その際に植たががこの楠、というと計算が合わんなります。さて、真相やいかに。
真相はさておき、ここ大三島の大山祗さん、全国から参拝客を集める大切な神社。お正月の賑わいも見てみたいです。橋が架かるまでは、皆さん、船でお参りに来よりました。その風景もすごかったでしょうな。ニッポンの、残しちょきたい風景です。