柳原の「のえくり」〔28〕2003/05/14

2003年5月14日(水)雨
今朝は雨の鏡川を走ってみました。写真は、高知城から南へ下りて鏡川に突き当たったあたりの「柳原」です。ひまわり太郎幼少のみぎりには、ここでよく遊んだもんです。
さて、昨日は、土佐人が屋形船などで宴会をするのが好きだった話をしました。今日写っている柳原界隈の河原では、幕末頃、夜な夜な大勢の人が繰り出して宴会をし、誰とも無く踊り始めて大騒ぎになっちょったそうです。前の人の腰あたりに手を添えて、長い長い列をつくって大声で歌い、踊りながら練り歩いたそうで、当時の人は「のえくり」と呼んでおったそうです。川面には屋形船がたくさん出てこれも大宴会。
毎晩毎晩続くこの大騒ぎは、幕末の動乱でわき起こる不安を、一時的にでも忘れたい庶民の感情から引き起こされていたものでしょうか。
しかし、その宴会に紛れ込んで一緒に大騒ぎしてみたかったですね。