五台山のテレビ塔の上で作業しよりました〔2797〕2010/12/12
2010年12月12日(日)晴れちょります
今日の夕刻、やっと時間が取れたので、久々に五台山をたつくりに行っちょりました。エイですね、五台山。山中の道を行くだけで、幽玄な雰囲気を味わうことができますし、てっぺんから眺める高知市の眺望も素晴らしゅうございます。
家族連れで賑わう展望台は、昔、ロープモノレールの山頂駅があった建物の屋上。ここで周囲を見回しよりましたら、滅多に見れんものを発見しました。あの、五台山頂上に屹立するテレビ塔で作業するヒト。写真は、その展望台からテレビ塔を撮影したもの。右手がNHKで左手がRKC高知放送。右手のNHKの塔の上、細いアンテナが突き出る根元の部分に黒い人影が見えませんか?
そう。こうやって、ヒトが作業しゆうところを見てみますと、このテレビ塔の高さ、大きさが判ります。地上から見上げゆうよりも、ずっと実物は大きい感じ。数十メートルはありますよね。あっからの眺めはいかがなもんでしょうか。あの作業員さんたちは、梯子を登り、命綱をつけて作業されよります。高い所が苦手な方は、この作業風景を見るだけでもクラクラきてしまいますな。
あのテレビ塔はアナログ放送専用。以前にも書きましたが、来年7月には、柏尾山の地デジアンテナだけで済むようになりますきに、あのテレビ塔は役割を終えます。その後、どうするがでしょうか。安全な鉄階段をつけて、展望台にしたらものすごい景色が楽しめそう、というががひまわり太郎の妄想。無理でしょうかね。こうやって見ただけで、かなり怖そうな雰囲気はマンマンです。バンジージャンプもできそうですが。
さて、今日は、山頂近くから、竹林寺さんの古い参道を下ってみました。伏石が並べられた山道ですが、車で参拝できるようになった今では通る方も居らず、幽玄なたたずまい。両脇には、倒れたり欠けたりした不完全体の灯籠などが時折立っちょります。よく見ると、慶応2年ご寄進の灯籠が、数カ所に建てられちょりました。なるほど。直後の慶応4年から始まった廃仏毀釈の運動の中で、名刹竹林寺さんもかなり荒廃したと言われちょります。その灯籠群は、その直前に寄進されたものという訳ですな。歴史を体感できる古い参道です。