上岡山は神岡山で、物部氏の山〔2795〕2010/12/10
2010年12月10日(金)快晴!
今日も良いお天気。
今朝の新聞に、奈良、明日香村で斉明天皇の孫で中大兄皇子の娘、大田皇女(おおたのひめみこ)の墓所とみられる古墳が見つかった、という記事が載っちょりました。あの、謎に満ちた大化の改新から壬申の乱にかけての時代、斉明天皇から天智天皇、そして天武天皇に至る複雑な時代の遺跡として、大変な価値のあるものやと思います。
その石室は、斉明天皇の墓と特定された古墳のしゅっと隣で発見されたとか。いやいや、明日香村とかの、日本の考古学最先端地域でも、そんなに近くにある古墳が今まで見つからんかったというがは感慨深いものがあります。
と、いうことは、高知とかでも、未だに発見されちゃあせんけんど、ものすごい価値のある古代遺跡が身近な所に眠っちゅうかも知れんということ。
まあ、どこでもかしこでも、ということは無いでしょうが、昨日の小富士山やないですけんど、古くから信仰の対象になってきたような場所は可能性がありますよね。
と、言う訳で、ここは今朝、夜明け前の上岡八幡宮。拝殿前の石段から撮影してみました。背後に、上岡の山が見えよります。ビッシリ書いてきたように、この上岡八幡宮のある山は、石船伝説の残る山。物部氏の祖とされる饒速日尊(ニギハヤヒノミコト)が、天から下って来て、父の天忍穂耳命(アメノオシホミミノミコト)を慕い、ここ上岡山へ石船で飛んできて、こっから香我美町の石船神社へ飛んでいきました。この山の西側の地名は物部(ものべ)で、古くは物部氏の部民が住んだエリアと言われちょります。つまり。
この、見るからにパワースポット的な雰囲気を漂わすこの上岡山、今までは発見されちゃあせん、古い遺跡が眠っちゅう可能性は充分やと妄想するがです。何と言うたち、上岡山は神岡山ですき。