道後温泉白鷺伝説〔279〕2004/01/20
2004年1月20日(火)晴れ
今朝は出張で松山です。大街道近くの繁華街に宿泊しちょりましたので、二日酔いの身体に鞭打って、道後界隈を走ってきました。他所の土地を景色を見ながら走るのは楽しいですよ、いろんな発見があって。
松山は、正岡子規など、多くの俳人や文学者を輩出し、また夏目漱石や種田山頭火ゆかりの土地としても有名で、文学の香りのする街でございます。高知とはずいぶん違いますね。
道路のあちらこちらに句碑や文学碑や、文学にちなんだモニュメント、俳句の投稿ポストなんかが建っちょります。
永き日や あくびうつして 分れ行く 夏目漱石
馬しかる 新酒の酔や 頬冠 正岡子規
ずんぶり湯の中の顔と顔笑ふ 種田山頭火
などなど、楽しいですね。
写真は、道後温泉本館。由緒ある建物で、風情ある温泉につかることができます。ここから旅館街が始まりまして、温泉町らしい雰囲気が漂います。道後温泉の歴史は古いそうですね。
伝えによりますと、道後温泉は、その昔白鷺が発見したのだそうです。
足を痛めた一羽の白鷺が、谷あいの岩間から湧き出ている温泉を見つけ、毎日その足を浸しているうちに傷が癒えて勇ましく飛び去ったと言われちゅうがやそうです。
そのときに白鷺が休んでいたといわれる丸い石が、路面電車の道後温泉終点駅の近くにありました。岩の一面に白鷺の足形のようなものが見えます。
この伝説により、白鷺が道後温泉の象徴となったのだそうです。