旭町「米穀配給所」〔278〕2004/01/19
2004年1月19日(月)晴れ時々曇り
昨夜は高知市内雨が少し降りよりましたが、今は雲の向こうにお日様が顔を覗かせよります。日中は暖かくなりそうですね。
さて、今朝は鏡川を上流の方まで遡行、鏡川橋から電車通りを走って戻って来ました。土佐電鉄の路面電車は、高知市の西隣の吾川郡伊野町を出発して、枝川から朝倉を通り、鏡川橋を渡って本宮町へと走ってきます。ここから蛍橋、旭町を抜けると上町本町の、街の中心部へと入っていくのであります。
高知市西部の旭町は、市内では珍しい戦争で焼けなかった地域で、今でも狭い路地が縦横無尽に走るなか、歴史ある家が密集して建っております。そのなかを電車通りが走るのですが、上町や本町の片側3車線の広い通りではなく、この辺りは片側1.5車線で、ちくと狭いです。電車通り沿いには、昔ながらの商店が残っちょりまして、少し不思議な雰囲気ですね。写真は、旭町の電車通りにございますお米屋さんの「米穀配給所」の看板。ちょっと最近見た事ない看板ですよね。このお米屋さん、店先に昔から現代までの看板を出しちょりますので、長い年月のお米の歴史を鳥瞰することができます。
しかし、この界隈、道路の拡張計画が進みゆうらしゅうて、電車通り南側(このお米屋さんがある側ですね)は、既に数軒のお店や家が立ち退いちょりました。この看板も、近い将来見れんなるかも知れんですね。この辺をじっくりと探検して、写真に残せるもんは残いちょかないかんと、しみじみ思うた早朝でした。