土佐清水市窪津の定置網〔277〕2004/01/18
2004年1月18日(日)快晴だよ~ん
今朝は、高知県西南部、足摺岬のすぐ近くの、土佐清水市窪津へ来ちょります。窪津は典型的な漁業の町で、今の季節はぶりやトビウオの漁で賑わいよります。ここでは漁業振興の様々な取り組みをやってまして、写真はそのなかの一つ。
窪津漁港から船で10分程沖合に出た場所に、定置網が仕掛けられちょります。あらかじめ申し込めば、その定置網での漁の模様を見に連れて行ってくれるのです。どうです?面白そうでしょ。
午前7時に出航して、うねりの高い太平洋での豪快な定置網漁を堪能してきました。船長さんの合図で、2隻の漁船が徐々に網をたぐり寄せて行き、最後はご覧のように魚を追い込んで文字通り一網打尽にしてしまいます。今朝の網には、たくさんのイカと太刀魚が入っちょりました。写真の銀色の魚は太刀魚。その他、大きなウミガメも2匹入ってまして、ちょっとビックリしました。
漁が40分程で終わると、ここで穫れたイカを、付近で待つ窪津漁港所属の漁船に渡します。ブリ漁の餌に、このイカを使うのだそうです。
後はすべて、すぐに港へ持ってかえって、選別してセリが始まりました。
我々は、穫れだちのイカを刺身と炭で焼いたのとみそ汁に入れたのを食べ、ここで作られた本当においしい干物(イカ、サンマ、カマス)と、キンメ鯛のご飯にぶりとキンメの刺身、シメサバなどなどの豪華な朝食をいただきました。外で食べるので少々寒かったですが、本当においしかったです。
ここは、高知市から車で3時間。「大漁屋」という、穫れだちの魚やおいしい干物が買えるお店もあり、定置網体験と豪勢な朝食ができる、知るヒトぞ知る、素晴らしいスポットであります。
高知でも、定置網体験ができるのはこの窪津だけとのこと。皆さんも一度いかがですか?