馬場孤蝶文学碑その2〔276〕2004/01/17
2004年1月17日(土)曇り後晴れ
昨夜から西日本はあちらこちらで雪が降っているようですね。天気予報では高知でも未明に雪が降るとの事でした。高知県地方、山沿いでは雪のお天気ですが、高知市では結局のところ雨でした。今はもうあがってお日様が顔を出してます。
子供達は昨夜から雪を楽しみにしよりましたので、今朝はさぞかしがっかりしたことでしょう。
さて、高知城の西にいくつかの文学碑が建てられているエリアがあることは、以前このにっこりでもご紹介しました。今朝は、その中の「馬場孤蝶文学碑」。
馬場孤蝶さんは、にっこりひまわり[184]で紹介させていただきました、明治に活躍したロマン派の文学者でございます。鏡川沿いの山内神社にも、昭和62年に建立された文学碑がありますね。
写真の碑は、以前紹介しました槙村浩文学碑と寺田寅彦文学碑の丁度中間の位置にございます。平成2年に建てられたもので、馬場孤蝶が高知へ帰郷する際に、紀州沖で見た鯨の姿を歌った句であると言われちょります。刻まれちょります字は、孤蝶自筆の短冊から写し取ったものだそうです。
余談ですが、馬場孤蝶は島崎藤村の親友でもあり、藤村の「春」にもモデルとなって登場しちょります。
鯨去る 行方を灘の 霞かな
孤