小村神社の牡丹杉はすごいです〔2785〕2010/11/30
2010年11月30日(火)晴れたり曇ったり
ここは日高村。高知の西の「いの町」の西が日高村。日高村には、土佐国二の宮、小村神社が鎮座ましましちゅうがはご存じの通り。2008年3月26日のにっこりでもご紹介したこの神社には、高知には3つしかない「国宝」のうちの一つ「金銅荘環頭太刀」があります。本殿右手の神庫に保管され、年に一度、11月15日にだけ拝観ができるがやそうです。今年はもう済んでしまいました。龍馬さんの誕生日、命日ながですな。
土佐一の宮はもちろん一宮の土佐神社。で、ここが二の宮小村神社。三の宮はどこながか気になりますな。そんなものはないがかも知れませんが。
この小村神社には、国道33号線からまっすぐ参道が延びちょります。千本杉よ呼ばれる杉木立の中の参道ですが、その樹の太さからしてメッソ古いもんぢゃあございません。とにかくこの神社には古いモンが溢れちょりますきに。まずはご神体であるその太刀。古墳時代のものとされ、しかもピカピカで切れ味鋭そうなまんまの太刀は、国宝にふさわしい見事なあしらえ。この太刀には龍の文様が描かれちょりますが、これは、仁淀川流域で農業を行ったことと関係があるがかも知れません。
また、国の重要文化財に指定されちゅう「木造菩薩面二面」も平安時代の作とされちょります。
いや、もっと古いモンもありました。銅矛。これは弥生時代のもので、住居跡も確認されちょりますきに、ここは弥生時代からヒトの住む重要な地域やった訳です。
あと、あの本殿の向こうに聳えちゅう樹木、あれが圧倒的な雰囲気を小村神社にあたえてくれちゅう牡丹杉。樹齢は1000年を超えるとされ、あの根元から銅矛が発見されたがです。この写真では、両脇の杉がマギってわかりづらいですけんど、実物の迫力はすごいですきにぜひ一度ご覧になってみてください。
ご祭神は国常立尊(くにのとこたちのみこと)さん。やっぱし由緒ある神様。