図書館に対する覚悟〔2784〕2010/11/29
2010年11月29日(月)晴れぞなもし
今朝は結構冷えましたですね。会社に置いちょった車のフロントガラスが、この季節初めてカチバリツイちょりました。自転車のペダルを踏む足先が痛い季節になって参りました。
さて、この美しい建物、何かおわかりになりますですろうか。遥か向こうに見える、少し雪を冠り始めた山々は石鎚山。そう。ここは石鎚山の愛媛県側の登り口にあたる、西条市。人口11万人の、瀬戸内海に面した中堅都市。この2階建ての美しい建物は、西条市立図書館なんでありました。昨年つくられたこの新図書館は、自動書架をもつ、四国で一番充実しちゅうと言うてもかまんばあの、県庁所在地以外の市町村立図書館ぢゃあないでしょうか。
ビジネス支援や、各種のリファレンスサービスも充実、年間の図書購入費は2000万円ですきに、高知県立図書館とほとんど変わりません、情けないぞ、高知県立。愛媛の地方都市の図書館の図書購入費と高知県立図書館の図書購入費がメッソかわらんというがはいかがなもんでしょうか。
今日はお仕事で愛媛へ来ちゅうがですが、国道を通りよって、西条に立派な図書館があったことを思い出して寄ってみました。
図書館とは「理念」。
そう、「理念」ながです。高知の皆さんは、今の、駐車場もない、せんばい県立図書館と市民図書館に馴れちょります。図書館とは、学生時代に勉強しに行った場所であり、たんまに調べ物をしに行った場所ながです。が、ニッポンでも、もちろん世界では、図書館はずっとずっと進化しちょって、ビジネスや雇用にも直結する、そしてその地域の活力を向上させるエネルギーの源泉になっちょったりするがですね。つい先月くらいから図書館のことを初めて勉強せんといかんなって、各地の図書館を見て、話を聞いて、ビックリしました。本とかで読んで知ったつもりになっちょった自分がこぢゃんと恥ずかしいですな、まっこと。
鳥取県立図書館とか浦安市民図書館とかは、もう、高知の図書館しか知らんモンから見てみたらもうSF。
この西条市や浦安市は豊かながかも知れませんが、鳥取県は決して豊ではないと思います、高知に比べても。すなわち。
図書館とは「理念」であり「ネットワーク」であり「機能」であり「システム」であるという現代に、我々は生活しゆうのでありました。そう。まっことそうながです。それを実現するがは我々の覚悟ながです。まっことそうながです。