介良富士北麓の道路工事〔2753〕2010/10/29
2010年10月29日(金)晴れちょりますが風は強い!
季節はずれの台風がやって来よります。沖を通って東へ抜けていきそうですが油断はできません。風も、時折強いがが吹いてきます。自転車は強風に敏感。今朝夜明け前の風は、高知市内からここ、介良界隈までは強烈な東風。踏んでも踏んでも前へ進まん、という感じ。こっから南国市の田んぼでは、風は北風にかわり、それもなかなか強うに吹き荒れちょりました。
写真は、介良、中野団地の南側。実際は真っ暗の時間帯。月明かりを頼りに、絞りを開けて撮影してみました。左手にちくと写っちゅう山が通称介良富士、小富士山。その北側の山裾の道路が、今、広がりゆうがです。
この山は、西側の麓からちくと上がったところに朝峯神社が鎮座ましましちゅう、古くからの信仰の山。神様の住む山。その北側、高天原山との間の狭い平地に、中野団地という宅地があります。もう、結構古うなっちゅう団地。太古の昔、この界隈が物部川の河口やったと思われる、という話題も、このにっこりで書いたことがあります。
介良富士の北山麓には、山肌を切り拓いた7~8mくらいの高さのところに、東西に家が建っちょります。この道路の方へツエてこんように、道路脇には大きな石でつくられた石垣が築かれちょりますね。ここは、その石垣の東端。こないだうちまで、その石垣はもうちょっと手前、この交通標識のちょっと向こうまでありましたが、ちょっとづつ崩されて、あのブルーシートのところまで後退しちょります。
潮見台団地入り口のところからここまでは、もう、かなり広い道路が完成しました。こっから向こうの、石垣と川に挟まれた狭い一車線道路も、石垣が取り崩されて広うなるがでしょうか。狭い道路が広うなると、狭い頃の景色を思い出すがが難しゅうなりますきに、こうやって、工事中の状況を写真の撮っちょきとうなった訳です。
この、今の狭い道路も、介良の市街地と南国大そねとを結ぶ幹線道路。南国バイパスができるまでは、この道と、電車通りが、高知市内と高知県東部を結ぶ2大幹線やった訳です。大正年間に、高知と後免を結ぶ電車が計画され、開通しましたが、その路線を、どこを通すかで議論があったそうです。現在の電車通りのルートと、ここ、介良から大そねへ至るルート。ですきに、もし、介良ルートが採用されちょったら、この北側が電車通りになっちょったかも知れんということです。ここや介良の中心部を電車が走りゆう風景を妄想してみると、ちくと楽しいです。