夜明け前、物部川の北斗七星、神様の結婚式と七星剣〔2742〕2010/10/18
2010年10月18日(月)快晴!
見事な秋晴れの月曜日。心地良い、一週間の始まり。こじゃんと爽やかな風が吹き抜けていきます。
ここは今朝、5時前の物部川。会社の東側の土手上から北北東方面を撮影してみました。今の季節、5時くらいはまだ真っ暗で、空を見上げると満点の星。特に、この物部川の土手上からは、邪魔になる街灯りも少なく、キレイに見えるのであります。
何でこの写真の方角が北北東とわかるかと申しますと、左のしょっと上方に北極星が写っちゅうきです。そして写真中央ちょっと右に目をこらして見ますれば、北斗七星がキレイに写ちょります。わかりますでしょうか。
このにっこりでは、今まで、シリウスを中心とする冬の大三角形、オリオン座。そして明るい火星や木星のご紹介をしてきたことはありますが、北斗七星はたぶん初めて。この、物部川土手の環境やったら写るかも知れんと思うて撮影してみました。
北斗七星で想い出すのは、中村、一宮神社の七星剣。日本には数少ない、北斗七星をあしろうた剣で、中国の道教の影響をうけちゅうとかうけちゃあせんとか。なかなか珍しいもんですきに、中村の、あのお城の格好をした幡多郷土資料館に保管されちゅうそうです。
中村の一宮神社と言えば、こないだの日曜日(昨日ではありません)、有名な神様の結構式で重要な役割を果たすお宮さん。
神様の結婚式は、中村の市街地に近い不破八幡宮のお祭りとして有名。一宮神社から、お嫁さんである御神輿が船に乗ってやって来て、不破八幡様近くの四万十川で、お婿さんたる不破八幡宮の御神輿とぶつかりあって結婚、その後披露宴をやるというものらしいです。観に行きたいですけんど、また行ったことありません。
土佐には「嫁かたぎ」という風習がこないだうちまでありました。いわゆる略奪婚で、さろうて来たもん勝ち、みたいな民俗。
京から、応仁の乱を避けて一条教房さんが土佐中村へやって来て、統治をし始めたところ、この風趣が気になって仕方がない。そこで、神様の結婚式に擬して、通常の結婚はこうやってするもんであるぞよ、と、土佐の民衆に教えるために始まったががこのお祭り、という風にいわれちょります。なるほど。
その、お嫁さん役の一宮神社に、こじゃんと珍しい七星剣があるというがも、不思議な感じがしますな。関連がありそうで無さそうで。