秋山兄弟生家跡で考えたぞなもし〔2739〕2010/10/15

2010年10月15日(金)晴れ!
今朝は松山ぞなもし。昨日の夜は、三番町界隈でグッスリ飲りよりました。地元愛媛の方と飲みよった訳ですが、愛媛のお二人は、まだ坂の上の雲ミュージアムへ行ったことがないそうです。ひまわり太郎はもうすでに2回も行ったというのに。
意外と、地元の施設には足を運ぶ機会がなかったりしますもんね。高知の皆さんが、高知城とかへメッタに行かんかったりしますきね。
さて、ここは以前にも一度ご紹介したことのある、松山城ロープウェイ乗り場のちょっと東側、秋山兄弟生家跡。庭に、ご覧の通り二人の像が。右端の騎馬像が、日本陸軍騎兵隊の父とも言われた、兄の秋山好古さん。左端に座っちゅう像が、弟の、日露戦争日本海会戦の立役者、秋山真之だん。龍馬伝が終わったら、また坂の上の雲が始まりますきに、ここも賑やかになるでしょう。
さて、この界隈、特にロープウェイ乗り場の通りは、こじゃんとキレイになりました。観光客が来ても、雰囲気を満喫しつつ楽しめるようになっちょります。基本は、ここのように、ホンモノをそのまま見せる、ということ。もし。秋山兄弟の生家の形状とか間取りとかが不明の場合、ここに想像で生家を復元して観光客に見せる、などというバカげたことはしません。それをすることは、例えば観光地での観光客をゲンナリさせてしまう強引な客引きとぼったくりに似いちょります。
歴史とか文化とかを伝えていく、ということは、目先の観光客を幻惑させて稼いぢゃろう、という考え方とは対極にあります。歴史文化の大切さをひとっちゃあ理解しちゃあせんヒトが、そこの歴史を使うてニセモノハコモノで観光活性化をやろうとしたりすると、結果、センスのない、そして未来に禍根を残す、とんでもないことになったりしますきに、気をつけんといかんと思います。
歴史、文化、民俗、そして現在の習俗や街の姿をキチンと伝えていくことが、そのまんま観光につながるようにしていくことがいっとう大切やと思う訳です。ニセモノは決して未来に残っていくものではないですきに。