水量の減った物部川、石灰岩の露出の原因〔2719〕2010/09/25
2010年9月25日(土)さわやかに晴れちょります
風が涼しい、しかし日差しはまだまだ強烈な高知。やっと彼岸花も満開になった高知県地方です。
ここはビッシリギッチリご紹介したことがある、物部川の土手からの景色。帳面の小山がいつもの上岡八幡宮さんのある山で、とっと向こうに三宝球が見えよります。ペルム紀から三畳紀にかけての、つまり今から2億年以上前に形成された地層からなる三宝山。山頂にむけてつくられたスカイラインの壁面に石灰岩の露出がよく見える三宝山。で、物部川を横切るこの岩石群は、これはひまわり太郎が発見したのでありますが、間違いなくあの三宝山からつながってくる石灰岩質の地層。
いかがでしょうか、こうやって見てみると、かなり直線的に形成されちゅうががようわかりますよね。ここで後ろを振り返ってみると、この直線の延長線上に鉢伏山、つまり稲生の石灰山が見えます。ここはその線上で、大河が流れることによって露出された地層であります。
さて、あの三宝山頂のオブジェ、香長平野のどこからでも眺められる特徴のある山頂オブジェは、四万十の風という博物館の痕跡。あそこには三宝山スカイレストというレストランと三宝山スカイパークという遊園地がありましたが、いまは更地になってしもうて痕跡もわからんなっちょります。いや、スカイラインからの取り付け道路入り口のゲートが閉められ、侵入できんように有刺鉄線とかが張り巡らされちょりますので、ホントはその痕跡地点までは入っていけません。しかし探求心旺盛なひまわり太郎は、今年の2月13日、キチンと調べてきました。
しかしあの眺望絶佳の場所、何かに利用したらエイと思います。とにかく素晴らしい眺望。太平洋も高知平野もぜんぶ見えます。何故「四万十の風」ながかは謎ですが、今やったら、もっと面白い利用方法が考えれると思うがですけんど。