大山祗神社の齋田、奉納相撲〔2710〕2010/09/16
2010年9月16日(木)伊豫は晴れぞな
てな訳で今日は愛媛に来ちょります。昨夜やって来まして、今日は一日愛媛に居ります。
ここは愛媛県でも、瀬戸内海に浮かぶ大三島の大山祗神社。今はしまなみ海道を通って、四国からも本州からも車でしゅっと来れるようになりました。この大山祗神社さんは、全国の大山祗神社の元締め。ご祭神の大山祗神は、天照大神さんのお兄ちゃんで、天孫降臨で有名なニニギノミコトの奥さん、コノハナサクヤヒメは大山祗神さんの娘さん。で、ここ大三島の大山祗さんは、神武東征の際に大山祗さんの子孫の小千命(おちのみこと)が祀ったとされますきに古いです。
こじゃんと古いです。平日の昼間ですが、結構、観光バスに乗った参拝客さんが訪れてきますね。さすが日本総鎮守とされるだけのことはありますな。
写真中央の木々の向こうに、真新しい茶色の構築物が見えますでしょうか。以前来たときにはありませんでした。真新しい大きくて立派な楼門。左右の小部屋の中はまだ空っぽで、できたばっかし感満載の楼門。ニッポン全国の海の守り神ですきに、今でも尊崇されまくり、ご寄進額も半端ぢゃあないことがわかります。
あの楼門を抜け、広大な参道を歩いていった先に本殿や、おちのみことお手植えとされる樹齢2600年の大楠やらがあり、由緒ありまりまくりの雰囲気満点。
写真手前の田んぼは「齋田(さいでん)」。神様の田んぼで、ここで御田植祭と抜穂祭が行われるそうです。その際、愛媛県無形文化財の「一人相撲」が奉納されるそうですきに観てみたいですな。神様と相撲を取って、負けるというあれですよね。
奉納相撲と言えば、今年8月15日にご紹介した、本山町上関阿弥陀堂の奉納相撲が圧巻でしたが、以前は嶺北地区のあちこちで行われ、力士達は順番にそれをまわって、賞金を稼いだもんだ、というお話をしました。昨日飲みよった弊社松山支店の支店長のお父様は、相撲が強く、その昔、嶺北の奉納相撲をまわって稼ぎよったそうです。こんな身近にそんな方がおったとは。相撲はニッポンの文化、心、地域の紐帯です。