大橋通のラララ〔2706〕2010/09/12
2010年9月12日(日)あづいいい・・
今日は、高知市内で高知街ラ・ラ・ラ音楽祭。商店街とか公園とかにしつらえられたさくたんのステージでたくさんの音が響きよります。もう今年で9回目ですきに、このにっこりひまわりが始まるよりちょっと前に始まっちゅう訳ですね。やっぱし、街中に、生バンドの音が鳴りゆうというがはエイです。不思議な空気が街全体を流れゆうような気がしてきます。
ここは大橋通り会場。ご覧の通り、たくさんのお客さんが音楽を楽しみよります。演奏者とスタッフとお客さんの一体感が何とも言えません。
さて、この大橋通り、ひまわり太郎が子供の時分は、高知の街の台所と呼ばれ、生鮮食料品を買うなら大橋通りと決まっちょりました。いつの頃からそうなっちょったがでしょう。元々、高知の台所は種崎町から魚の棚、そして中央卸売市場のあった九反田界隈でした。ここが生鮮食品の中心になったがはたぶん戦後。公設市場がつくられ、ホントに賑やかになりました。年末になると、もう、輪抜け様の天神様状態。歩くがにも往生しました。この商店街に高知で最初のスーパーマーケットができたがも、ここが高知の生鮮食品の中心地やったきでしょう。
戦前、この通りを北へ向かいよったら左手に、武市半平太さん切腹した地であることを刻んだ碑があったそうです。今、もうちょっと西の四国銀行さんの前に碑が立っちょりますが、半平太さんが捕らえられちょった南会所はかなり広大で、この大橋通りからNTTさんくらいまであったみたいです。
藩政期には、ここはもちろん武家屋敷。それも、お城に近いこともあって、こじゃんとエライテさんの住むエリアでした。その後、学校とか病院とかのエリアになり、戦後、高知の台所として発展したという複雑な歴史を持っちょります。
今日はラララで結構人も多い大橋通り。昔みたいな賑わいが再現できたら嬉しいですね。