正蓮寺街道の蛇、真宗寺山の墓所〔2705〕2010/09/11
2010年9月11日(土)晴れ!
朝晩はちくと涼しゅうなりましつろうか。けんど日中は厳しい暑さが続きますな。
ここは高知市北部、北秦泉寺から正蓮寺の峠の方へ上がって行く道路の途中。ここでご覧の蛇を見かけました。道路の真ん中をクネクネたつくりよりました。写真を撮りよりましたら、恥ずかしそうに道路脇から山の中へクネっていきました。
たぶんアオダイショウの子供でしょう。長さは60cm~70cmくらいでしょうか、マムシの模様に似た、しかし胴回りが細い蛇はたぶん少年(少女?)時代のアオダイショウやと思います。
マムシはちくとアレですけんど、山の中でこうやって蛇を見かけると、何となく得した気分になりますよね。お金に縁ができそうな、そんな予感のする蛇との出会い。
この道路の途中から東秦泉寺の方へ下ると、真宗寺山という山があります。この山、有名人のお墓が多い山であります。南東の麓に、あの、アーティスティックな沢田マンションがある山、それが真宗寺山。
たくさんの有名なお墓の中でも、今年、突然お墓参りをする方が増えたがが、岡田以蔵さんのお墓でしょう。「岡田宜振」と刻まれた小さな墓石が建つ以蔵さんのお墓は、最近になってキレイに整備され、またお参りする方もこぢゃんと増えました。ひまわり太郎も会員である秦史談会という集まりがありまして、その機関誌に「秦史談」という冊子があるがですが、以前の記事で、以蔵さんの墓所がメッソ人に顧みられず、草ぼうぼうの中にたたずんじゅう、てなことを読んだことがありますきに、隔世の感があります。実は県内あちこちに、こういった重要なポイントがたくさん打ち捨てられたままになっちょったりします。文化を保ち伝えていくがはなかなか難しいですな。
真宗寺山に眠る有名人には、幕末の志士が多いがも特徴。また、志士たちに思想的に大きな影響を与えた陽明学者岡本寧甫さんや、あの絵金さんなど、学者文人も多いですね。
今年6月30日にご紹介した、赤岡で安政大地震の脅威と戒めを石に刻んだ国学者、徳永千規さんも、真宗寺山に眠っちょりました。幕末の有名人目白押し。
一度、じっくりまったりお墓巡りをしてみたいと思いますよね。思いませんか?