午前4時の筆山、満月、鏡川〔2687〕2010/08/24
2010年8月24日(火)晴れ!
今日も暑うございます。
久々に、夜明け前の鏡川で満月を撮影してみました。鏡川大橋のちょっと西の土手の上から筆山方面を見たら、このように美しい景色が観れます。筆山の上の美しい満月が鏡川に映って美しいですな。
「今日は何の日」というがを見よりましたら、1931年前、西暦79年の今日8月24日、イタリアのベスビオ火山が大噴火して、ポンペイが埋もれてしもうちょります。
日本では、天明3年(1783年)、浅間山が大噴火して、鎌原村という集落が土石流、火砕流に埋まり、559人の村民のうち観音堂に逃げた93人のみが助かったといわれます。発掘すると、当時の生活がそのまんま残っちゅうので日本のポンペイとも呼ばれます。
日本で記録に残る大噴火と言えば、阿蘇山の9万年まえの大噴火でしょう。あのカルデラの巨大さを見ても、いったおこったいどれっぱあの巨大な火山噴火やったがか想像もつきません。世界最大級の火山の、世界最大級の噴火やったと思われます。が、世界的に見れば、スマトラのトバ火山の、74000年前の大噴火は、阿蘇山とかピナツボ火山とかベスビオ火山とかとは比較にならん、凄まじい大噴火やったそうです。過去10万年で最大とか、文献によっては過去2500 万年で最大とかいいますきにたいちゃなもんです。これで、スマトラの西側の広い地域が火山灰に蔽われ、そこに居た、アフリカから出てきたばっかしの現生人類も絶滅、地球上の気候が火山灰の雲によって激変したらしいですね。
で、これによって出アフリカの現生人類の、世界への分布にも大きな影響があったとうこと。つまり、その大噴火がなかったら今の各地の人種も全然違うものになっちょった訳です。
こんな静かな午前4時のお月様を眺めつつ、地球のエネルギーの凄まじさに思いを馳せました。夏ですね。