瀬戸内海の島々で〔2647〕2010/07/15
2010年7月15日(木)曇ったり降ったり
てな訳で今日は高松。午前中、車でやって来ました。香川県の高松市。ここは、瀬戸内海の島々とつながっちゅうフェリーや高速船が発着する港。目の前の桟橋から大島行きのフェリーが出航していきました。向こうに源平合戦の舞台、屋島が見えます。
香川は、昔は、源平合戦史跡とこんぴらさんが名所でした。高知市内の小学校は修学旅行が屋島や栗林公園、満濃池やったもんです。その後、我々世代になって小豆島になりました。二十四の瞳で有名になった小豆島がちょっとした観光名所になりました。その後は、やっぱし香川と言えばうどん。観光資源としてのうどんは大したモンで、今でも重要な位置にある「うどん」。
その経過の中で、一時的に、瀬戸大橋がもてはやされました。完成した頃のこと。しかし、目先の観光に走り、行政が中心になった観光名所づくりは失敗し、急速に観光客が離れていったがは記憶にありますよね。
さて、今、香川はうどんだけの県からどんどんと成長しよります。瀬戸内海の島々を中心とした、美しくお洒落なアートゾーンが形成され、全国から大勢のヒトが訪れ始めちゅうのであります。ある大手の書店さんが直島に現代アートの美術館をつくり、それに付随する施設が広がっただけ、というイメージやったがですが、実際はもっともっともっともっとずっとずっと奥が深く、何年も前から大勢のプロフェッショナルが強烈な熱意をもってすすめてきた事業で、今では全国から数百人のボランティアさんもやってきてアート施設づくりや観光客対応で働きゆうそうです。すごい。
確かに、こないだ直島へ行って感動しましたが、近くの犬島での取り組みをポスターで見て、また来んといかん、その他の島へも行ってみたい、と、強く思いました。次から次へと様々な島での様々な仕掛け。これは、街づくりのモデルケースとして、勉強せんといかん取り組み。
とにかく、民間のプロフェッショナルが熱い想いで推し進め、役所は邪魔をせんように後方支援、という雰囲気がよろしいですね。ここにはどっかのヤッツケ仕事は一切見当たりません。