大谷神社のパンツ一丁男は7月25日深夜に出現〔2646〕2010/07/14
2010年7月14日(水)降ったりやんだり
ここは今朝の大谷神社。旧野市町、現香南市の三宝山の麓に鎮座まします、古い古い神社。このお宮さんへ来る時には、いつも雨が降りゆうような気がします。この神秘的な鎮守の森と建物が、雨の中、一層素晴らしく感じられるので、雨になったらお参りしに来とうなる訳です。
もう、ビッシリご紹介しちょりますきに皆さんご存じでしょうが、この大谷神社、旧暦6月14日~15日で夏の大祭が行われ、その「古式祭」は、「パンツ一丁五人の裸男が甑で焚いた蒸し飯にみそ田楽を添えた五膳を深夜本殿に供える古くからの祭りで町の有形民俗文化財に指定」されちゅうそうです。
参道入り口の鳥居横案内板に書いちゃありました。
さて、今年の旧暦6月14日はと言えば7月25日(日)。その深夜、パンツ一丁五人の裸男が出現する訳ですきに、ご近所の方はぜひ行ってみてください。深夜の野市ですきに、ひまわり太郎はたぶんよう行きませんが。で、何故、「下帯一丁」とか「褌一丁」ではなくて「パンツ一丁」ながかを確かめてきてもらいたいです。
各地のお宮さんには、それぞれの地域に昔から伝わる民俗が色濃く残されちょったりします。最近、特に都市部では、地域の紐帯が緩み、お宮さんがコミニュケーションセンターぢゃあ無いなってきて、そんな大切な民俗、風習も随分と廃れてきよります。残していきたいですよね、絶対。
この拝殿、本殿は、天保7年(1836年)に物部川の対岸の戸板島の大工棟梁、中村祐四郎さんの作品と書かれちょりました。森のなかのたたずまいは幽玄で、立派な作品。今でも地域の皆さんに尊崇され、大切に守られゆうことがよくわかります。