ひまわりの話〔2636〕2010/07/04
2010年7月4日(日)小雨
それにしても蒸せます。昨夜は結構ガイに降った雨もあがり、時折お日様も顔を見せるこじゃんと湿度の高い一日。ホントは今朝、恒例の浦戸湾7河川一斉清掃が行われる予定やったがですけんど、18日に延期になりました。18日になったらこれまた暑そうですな。
さて、高知で7月4日と言えばご高齢の方には忘れられん日。昭和20年7月4日に、高知大空襲が挙行されました。市内は火の海となりほとんど焼けてしまいました。鏡川へぞぶりこんで逃げた方も多かったと聞きます。
そんな記憶を持つ方も、今、どんどんと高齢化しよります。大切な大切な記憶を後世に伝えていくがは我々の使命。
どんなに世の中が変わろうとも、忘れたらいかん記憶です。
さて、ここは南国市の本社前。社員さんたちが「ここにひまわりを植えてかまいませんですろうか?」と言い出して植えてくれたひまわりの花が、今、ちょっとづつ咲き始めちょります。昔が太い茎に大きな花のひまわりばっかしでしたが、最近はこんな感じの小さめで可愛らしいひまわりが増えましたね。
よく、なんで「ひまわり乳業」ながでしょうか、と、尋ねられます。そう。乳業メーカーにしては結構珍しい社名の付け方ですね、花の名前とは。昔、初めて県外へ出て行った際には、「タンポポ牛乳さんでしたっけ」とか言われました。
この社名は、商品名からきちょります。高知牛乳食品という社名やった昭和30年代、他社が薄めの安い牛乳で攻め込んできた際に、逆に「おいしくて濃い」をキャッチフレーズにした、品質にこだわった牛乳を発売しました。商品名は「ひまわり牛乳」。これが大ヒットしまして、高知牛乳の代名詞になり、お客様から「ひまわりさん」と呼ばれるようになって、いつの間にか社名が「ひまわり」になったという訳です。
ひまわりの花には、実は、おいしさにこだわるひまわり乳業の思いが込められちょったりするのであります。