飛騨高山はやっぱし素敵な街でした〔2629〕2010/06/27
2010年6月27日(日)飛騨は雨のち晴れ
てな訳で今朝は飛騨高山。唐突ですけんど、昨日やって来ました。
朝の内ずうっと降りよった雨もあがって日が差し始め、こじゃんと蒸せる飛騨高山。いや、仕事で来ちゅうがです。ホントです。
昨日のうちに仕事は済んだがですけんど、高知からはこじゃんと遠いのでどうやったち帰れません。それに今日は日曜日。ということで、飛騨高山に泊まり、JR で名古屋で出て飛行機で高知へイヌることにしました。あの、もうまあ無いなってしまう小牧~高知のJALの飛行機に乗って。
飛騨高山、エイ街とは聞いちょりましたが、ホントにエイ街です。昔東京で学生をやりゆう頃、夏休みを利用して新聞配達自転車で高知へ帰った際に、松本から安房(あぼう)峠を越えて飛騨高山を通過しましたが、当時は町並みに興味がなく、なんちゃあ見ちょりません。もったいないことをしちょります。飛騨高山、何が素晴らしいというて、昔の町並みがキチンと保存され、それをキチンと利用し、雰囲気をセンス良くまとめあげちゅうこと。やっぱし街づくりはセンスです。ホンモノを極限まで残してセンス良くブラッシュアップすること。これに尽きるがやないでしょうか。飛騨高山の街を見よって、つくづくしみじみ思いました。
ここは高山市内にある「飛騨の里」。市街地中心部の古い町並みも楽しめますが、ここも見事。実は、事前の知識がなく、合掌造りとかの古い家があると言うたちレプリカを並べてお土産もんでも売りゆうような施設と思うちょりました、恥ずかしいことに。高山駅から自転車で行きまして、途中から大きな土産物屋さんが並ぶ情景を見ながらテンションは下がっていきよりました。ところが。
この飛騨の里には、飛騨地方の各所にあった古い民家がそのまま移設されて来ちょりまして、山の斜面を村のように整備してそのすごい建物を点在させ、昔の生活、民俗が体感できるようになっちゅうがです。正直、ビックリしました。これはひまわり太郎のツボ。思わずじっくりまったり楽しんでしもうたのでありました。
藩政期中期頃から明治にかけて、もちろん白川郷も含む、飛騨の各所で建築され、人々が生活しよった建物が、当時のまんまに移築され、生活民具も置かれ、ご覧のように機織りしゆうおばあちゃんや草鞋を編みゆうおじいちゃんが居ったりする訳です。
やっぱし、ヒトが感動するがはホンモノの姿。町並みも昔からのホンモノで、ここ飛騨の里の建物もホンモノ。そこで非日常を体感した観光客は、感動を覚え、こうやってヒトに紹介したり、また家族を連れてやって来たりするがです。
こないだの松江でも書きましたが、みんなあ真面目に一生懸命やりよります。やっぱしあれですね、キーワードはホンモノをセンス良く、やないでしょうかね。