田村の田んぼ、常設おさばい様〔2587〕2010/05/16
2010年5月16日(日)晴れ!
こないだう、田んぼの中の石塔を見つけてから、田んぼの神様が気になって気になって。やっぱしあれですね、地区によって、神様の祀り具合はマチマチ。あの、石塔のあった界隈をその気になってたつくってみますと、ありましたありました、どっしこ。田んぼの真ん中で何かを祀っちゅうと思しき囲いとか色々。あの地区はかなり田んぼの神様を祀るがに熱心な地区と見ました。古い農家、田んぼが多いがでしょう。
土地改良とかでできた大きい田んぼとかになると、そんな神様をほとんど見かけんなりましたですね。家と会社の間に延々広がる田んぼをずうっと気を付けて眺めると、そんなことが良くわかるのであります。
ここは南国市田村。ここも古い農家、農地が多く、このように常設おさばい様があったりします。向こうに見えゆう大きな屋根は、土佐の中世を支配した細川氏ゆかりの細勝寺さん。こっから北へいくと、入交氏が勧請してきたとされる若一王子さんの森があります。
田植えが終わると、豊作を祈願しておさばい様を降ろすがが土佐で広く行われよった風習。このように、水を引き入れゆう辺りに栗とか柿とかの葉っぱやお酒とかをお祀りするがですが、その時だけの仮設のものが多いですよね。このような常設のものもありますが、田んぼの土地改良とか区画整理とかで減ってきたみたいです。
ひまわり太郎の通勤路で、田んぼの神様を大切にしゆうと思われる地区は、ここ田村、おとといの関地区、そして篠原界隈でしょうか。全部南国市ですな。高知市の方面は、区画整理とかで新しゅうにできた広い四角い田んぼが多いきでしょうか。四角くない、広くない田んぼが多いこのような地区、農作業するには大変でしょうけんど、昔からのお百姓さんの想いが込められちゅう雰囲気に溢れちょります。