普段の浦戸湾、丸山台はこんな感じ〔2571〕2010/04/30
2010年4月30日(金)晴れ!
今日も良いお天気。
昨日ご紹介した丸山台、普段は、こんな感じで浦戸湾に浮かぶ島。今は周囲が護岸されちょりまして、その名の通り丸い形をした島。あの島が、干潮の条件さえ整えば、向こう岸からピットゾブルだけで歩いて行けるということはひまわり太郎しか知らん重大な事実なのでありました。
この写真は、若松町の堤防の上から撮影したもの。昔、あの島に料亭があった時分は、この岸辺に紐があって、引っ張ったら鈴が鳴るようになっちょったそうです。で、鈴を鳴らすと、あの島から迎えの舟がやって来た、という映画のシーンの様な風情ある情景が繰り広げられよった訳です。
今、舟に乗って料亭へ遊びに行く、とかいうと、かなりハードルが高いような気がしますが、昔は、舟が庶民の重要な足になっちょった訳で、こじゃんと気軽に、今の自転車のように、舟を使いよったことが想像されます。
そう言えば、板垣退助さんが自由民権運動で活躍した頃の家は、丸山台の向こう右手の岸辺。丸山台へは舟でしゅっと。目と鼻の先。ですきに、ここで大歓迎会が行われたがでしょうか。丸山台から舟に乗り、この西の稲荷新地の前を通り、堀川へと進むと岩崎弥太郎も活躍した旧開成館。板垣退助さんが立志社を最初につくったのもそこ。そこから更に進めば市場があり、土佐橋、はりまや橋をくぐって進むと今の大丸前の池。その畔に、移転後の立志社が建てられちょった訳です。ぜんぶ、水でつながっちょって、舟で往来したらしゅっとの便利な配置になっちょりました。
写真左端に、当時はなかった弘化台が写っちゅががわかりますでしょうか。高知市の中央卸売市場がある埋立地。この湾をそのまま南下していけば、風光明媚な浦戸湾を通り抜け、浦戸大橋をくぐって桂浜へ。
弘化台は、日曜日とかはお休みですきに、観光客さんや地元の魚好きが買い物できるとれとれ市場と、朝からお酒が飲める弘化台ひろめ市場をつくって、街中と船でつないだら楽しいですな。もちろん桂浜へも行けます。
て、こないだの妄想が、また暴走を始める朝の浦戸湾、丸山台風景でした。