2度目の丸山台は晴れちょりました〔2570〕2010/04/29
2010年4月29日(木)晴れ!
ここはどこでしょう。生まれてこのかた、2度目の、丸山台上陸でございます。一昨年、2008年の5月5日、やはりこの季節の大潮の干潮時、潮江新田の堤防から歩いて到達した丸山台。このにっこりでもご紹介しちょりますが、あの時は雨でした。で、今日も同じ所から、干潮で出てきた川底を歩いてやって来ました。始めての晴れの丸山台。心地良かったです。
丸山台は、浦戸湾に浮かぶ島。その向こうの碑には、明治16年8月29日、ヨーロッパ視察から帰ってきた板垣退助さんを、自由民権運動の同志たちがこの島で迎え、歓迎の大懇親会をやったということが書かれちょります。
その後、稲荷新地の此君亭が買い取って「丸山台温泉場」をつくり、高知の皆さん、自由民権運動の闘士の皆さんの集まる場所として栄えたのでありました。今よりだいぶ広かったようです。昭和の南海地震で、半分くらいは沈んでしもうたとか言われちょります。
今日の丸山台、ご覧の通り初夏の装いで、美しゅうございますね。この右手がジャングルみたいになっちょりまして、鷺とかの巣がたくさんあるそうです。今日は鳥の姿もほとんど無く、静かなのんびりしたたたずまい。野鳥の会の方のお話では、かなり珍しい種類の鳥の巣もあるそうですきに、大切な島ながですね。
島のしゅっと横では、貝採りの漁師さんの舟が浮かび、胸まで浸かって貝を採りよりました。
この島の景色の美しさは、右手に「浦戸湾十景」と刻まれた標柱があるように、昔から愛でられてきたことがわかります。休日の昼間、歩いて来れるような条件が揃うのは滅多にありません。また、結構、ルートを慎重に選ばんと、条件が良うても歩いて来れませんきに、歩いてここへやって来た方はほとんど居らんがやないでしょうか。
このように、ピットばあゾブルだけで丸山台へ上陸できることを知った皆さん、かなりラッキーやと思います。