カモの飛び去った鏡川で屋形船を想う〔2549〕2010/04/08
2010年4月8日(木)快晴!
ちくと風が冷たい朝。快晴の高知市内です。
ひまわり太郎、以前は鏡川ウォッチャーとして、一年中ビッシリギッチリ鏡川の風景をご紹介してきよりました。が、昨年、会社が南国になってから、鏡川の風景が滅多にでてこんなっちょりますね。鏡川界隈の皆さん、申し訳ございません。
で、今朝は久々に、夜明け前の鏡川をご紹介しましょう。
ここは潮江橋北詰のちょっと東。濱長さんという老舗料亭が復活して営業しゆう真ん前。冬の間、ここにはカモが飛来してきちょりました。
朝の時間には、この川辺に群れて川底をくちばしでほじくって朝食を楽しみよります。ついこないだまで、どっしこ群れちょったカモも、今朝はご覧の通り。向こうの方で2羽だけ見かけました。カモの場合、渡りをする群れと、渡らんづくとに残っちょく個体とが居るようで、今日見かけた2羽は、北へ戻らんと高知で夏も過ごすことになるがカモ知れません。
さて、昔、ここには濱長さんの屋形船、濱長丸が係留されちょりました。エイですよね屋形船。こないだ行っちょった広島でも、川にカキ舟ガ浮かべられて、おきゃくができるようになっちょりましたが、ヒトは、舟の上で飲み食いするがが昔から大好きなのであります。
高知の街を、水の流れる素敵な街に戻し、地元の皆さんがおきゃくをする屋形船が往来する。そして、大丸前にはカキ舟が浮かんで、高知の料理とお酒で大賑わい、というがが理想型。東西軸とやらで、大丸前のヘンテコリンな建物の物産館をどうしたら良かろう、みたいな話をしよりますが、どう考えたち、あそこは池でカキ舟で、屋形船の発着所で、はりまや橋下櫓舟クルーズの拠点でしょう。
なんでモニュメントとか物産館とかの発想しか出てこんがか、いっつもその発想の貧困さを不思議に思います。
ここにあった屋形船のことを思い出しながら、高知の夢の未来図を思い浮かべるのでありました。