よーねの乳イチョウ〔2500〕2010/02/18
2010年2月18日(木)山は小雪がちらつきよりました
今日は大豊(おおとよ)。四国山脈の真ん中に位置する高知県大豊町は、平地はまったくと言うてかまんぐらい無く、山と川の町。この大豊町で、ひまわり乳業の誇る青汁「菜食健美」の材料の葉っぱを契約栽培してもらいよります。
今日は、その農家さん達に集まってもろうての年に一回の作付け説明会。和田という空の上の地区の集会所で和田、大王地区の農家さんとの説明会をやって、生産者のおばちゃんがつくったおいしい山の幸弁当を食べた後、ひと山越えて怒田(ぬた)の集会所へ向かいました。ここはその途中、怒田とは谷を挟んだ反対側の斜面にある八畝(ようね)の集落。
そこに、このような珍しいイチョウの樹があるがをご存じでしょうか。「八畝の乳イチョウ」と呼ばれ、樹齢は500年をはるかに超えるという巨木。ご覧の通り、乳が垂れ下がるような姿に、地元では「チチノキ」とか「乳もらいの木」とか呼ばれゆうらしいです。この樹を拝むと、母親の乳の出が良うなるということですな。
その樹の向こうのお堂は観音堂。大豊には、行基上人が開いたとされる古い古い名刹「定福寺」があります。で、その関係のお堂がどっしこ、あちこちにあります。それは地蔵堂とか観音堂とかで、各地区に鎮座ましまして、それぞれの地区の皆さんの篤い信仰を集めよります。
こっから南には梶ヶ森という雪を冠った高い山が。昔は加持が森で、祈りを捧げる信仰の山やった訳ですきに、この界隈には山岳の豊かな信仰が今に伝えられちゅうのであります。
観音堂の前の道路に立つ青いジャンパーの青年は、弊社の商品開発太郎。彼は、青汁材料の野菜栽培について、すべての農家の方と密なコミュニケーションをとりながら栽培指導までしゆうがです。そんな濃い関係を生産者さんと築きあげちゅうことが、ひまわり乳業の特異性やったりするのでありました。商品開発担当者があそこまで生産者さんと抜き差しならない関係になっちゅう乳業会社は、他には絶対無いと思います。