工場裏の土手から三宝山頂を考える〔2499〕2010/02/17
2010年2月17日(水)晴れ!
こないだの土曜日の朝、たつくりに行っちょった山を地上から眺めるとこんな感じ。ひまわり乳業の会社の裏の土手から撮影してみました。あの山のてっぺんのオブジェが、近くから見るとあんなになっちゅう訳です。
西洋のお城風の建物の下が九十九折りのスカイラインになっちゅうがが見えますでしょうか。あの三宝山は2億年ちょっと前のペルム紀から三畳紀にかけての地層らしいことはビッシリご紹介しちょります。
と、申しましても、ペルム紀は古生代で三畳紀は中生代。その間には、今までの生命の歴史上、もっとも大規模な大量絶滅が起きちょります。
地球の数億年単位の地殻変動によりマグマが吹きだして厚い雲が地上を覆い、気温が長期間下がったり植物が生えてこんかったがが原因とも、地殻変動とかの要因で酸素が減ったがが原因ともいわれる大量絶滅。それが、あの山の地層が形成されるときに起きちゅうと考えたら、なかなかすごいですよね。妄想が膨らみます。
あのお城の所とか、遊園地があった場所とかへは、普通には入れんなっちょります。が、あのお城の左手に盛り上がった山頂部分、そのてっぺんにはお宮さんがあり、そこには花とか榊とかがお祀りされちょりましたので、たぶん持ち主の方は時折あそこへやって来ゆうがにかありません。
このように、地上からはこぢゃんと目立つ風体の山頂付近ですきに、高知の皆さんは、あそこを見上げるたびに、あそこにあったレストランや遊園地を思い出すのでありました。
以前にも話しましたが、あの遊園地の、鋭角的に曲がる二人乗りのジェットコースター。怖かったですよね。山の上ですきに、眼下の景色がとっと下に見え、錆びてきしむ線路が恐怖を誘いました。
しかしあらためて行ってみると感心するほどの絶景が広がる三宝山頂です。