上岡の渡し〔2491〕2010/02/09
2010年2月9日(火)降ったりやんだり晴れたり
今日は、朝は雨が降ったりやんだり。日中は日が照ったり降ったりやんだり。忙しいお天気でした。気温は高く、思わず車のエアコンをつけてしまう程の陽気やったですね、昼間は。
ここは今朝の上岡八幡宮。こないだ、物部川西岸から渡し船を使うての参道がこっちにあったに違いない、というお話を書きました。社殿の南側を物部川の土手に向こうて下っていく、この小径が参道やったがでしょう。
左手の傾いた燈籠は、昭和8年ご寄進ですきにそんなに古うないがですが、車社会になって橋ができて、渡し船がないなってこの参道を使わんなって、こんな感じになってホタクラレちゅうがでしょう。かなり傷みの激しい狛犬は、明治28年。途中でポッキリ折れて、片側は倒れそうに傾むいちゅう鳥居の足は、いつのものかは不明です。
ご寄進者の名前を見ると、奴田原さんという名前が多うございました。この珍しい姓は、川向こうに多い姓ですね。ですきに、間違いなく、川向こうの氏子さんが中心になって整備してきた参道でしょう。
土手まで行ってみて、川を眺めてみました。
以前、何度かご紹介したことのある、三宝山から稲生の山へつながっちゅうと思しき石灰岩の露出がつながっちゅう、その場所が目の前にあります。渡し船は、その上流を往き来しよったがでしょうか。
あの石灰岩の露出が並んじゅうがを見よりますと、あそこに板を並べて簡易な橋が架けれそうです。ひょっと、渡し船ぢゃあテコに合わんということで、お正月とかには仮の簡易橋を架けたりしたかも知れんと妄想できました。