見る方向が違えば景色も違います〔2439〕2009/12/19
2009年12月19日(土)シビコオリマス
てな訳で、今朝は高知。今朝も冷えたですね。車に表示される外気温は0℃。キーン!と冷えました。
ここは今朝の上岡。旧野市町、現香南市の西の端、物部川東岸にある上岡。この向こうに、いつもの上岡八幡宮の森があります。
普段の朝は、北側から八幡様の方へ南下、お参りの後、この道を東進し、それから北上してバイパスへ戻るという反時計回りコースを車で走るのでありますが、今朝は反対回り、つまり時計回りで行ってみました。
面白いですよね。いっつも通りゆう場所ながですが、滅多に通らん方向から通ってみると、まったくの別世界が広がっちょりました。モノゴトは、色んな側面から眺めてみんと本質はわからん、ということがよくわかります。
この上岡の集落はこぢゃんと古い、昔からの集落。ですきに、古い大きな農家づくりの家がたくさんあります。それぞれ、かなりの重厚な造りで、由緒有りげな蔵も多いです。で、今朝のように反対側から通ってみると、角度が違うので、それぞれの家の素晴らしさにあらためて感動しました。
この写真ぢゃあわかりづらいですけんど、この右手の大きな民家もなかなか素敵。特に、大きな門のたたずまいが雰囲気抜群で、母屋とのバランスが素晴らしゅうございました。
この界隈、家は石垣を組んでその上に建てられちょります。物部川の氾濫か、南海地震の津波を想定しちゅうがでしょう。その石垣に使われちゅう石は、上岡八幡宮さんも含めて、角の取れたまん丸こい石。物部川の河原の石でしょうか。そんな丸っこい石が多いなか、この旧家の石垣は、比較的石が角張っちょります。
比較的新しい時期に組み直したがか、地元産ではない、ちくとリグった石を使うたがか。
石組みは、その地域地域によって全然違います。普通は高知城の石垣みたいな野面積みが多いですが、こないだ行った和歌山県の南端、古座川の村では大阪城みたいに隙間無くピシーっと積まれちょったがにはビックリしました。