信州、阿智神社の朝〔2381〕2009/10/22
2009年10月22日(木)伊那谷は晴れ
てな訳で、今日は信州、伊那谷へ来ちょります。
昨日、大阪から車に乗り合わせでやって来ました。伊那には、伊那食品工業さんという寒天メーカーさんがございます。「いい会社をつくりましょう」という社是のもと、素晴らしい経営をされゆうということで、全国的にもこぢゃんと有名な伊那食品さん。その工場、敷地は、背の高い古い松が生い茂る、観光地にもなっちゅう素晴らしいもので、従業員さんがその広大な場所を自分たちで掃除しゆうがでも有名。
じっくりしぶとく作り上げてこられた会社で、お手本となる見事な経営をされよります。いや、こぢゃんち勉強になりました。
この信州伊那谷、素晴らしい企業がどっしこありますよね。
で、伊那からちょっと下って山へ入った昼神温泉というところで泊まりました。なかなかツルツル泉質の美肌の湯。山間の、エイ温泉。早朝起き出して、界隈をたつくってきました。
ここは阿智神社。こんな山中に、延喜式内社がありました。御祭神は、天八意思兼命(あめのやこころおもいかねのみこと)と天表春命(あめのうわはるのみこと)。社伝によりますれば、太古、越後から信濃にかけて跋扈した出雲系の諏訪族に対抗して、天孫族尖兵としてここに駐留したのが阿智祝(あちのほふり)さん。その祖が天八意思兼命らしいですね。とにかく古いお宮さん。
この神様、稲の籾を10個並べて1寸とし、そこからモノの長さの基準をつくりあげたという神様。ニッポンのモノサシをつくった訳です。で、今でも建築・土木の神様として尊崇されゆうということですな。
この見事な杉木立をご覧ください。朝の信州は、神秘的に厳粛でした。