伊方の町、保内の町、いろんな町〔2368〕2009/10/09
2009年10月9日(金)晴れたり曇ったりぞな
てな訳で今日は愛媛県。今朝、車で高知を出てやって来ました。愛媛県の、佐田岬半島の付け根。この界隈はみかんの産地で、段々畑になった山は一面のみかん山。まだ、おおかたは緑色の実で、これから熟してくるがですな。
で、この静かな港は伊方漁港。宇和海に面した入り江によくある、静かな漁港ながですが、他の地域と決定的に違うことがあります。そう。伊方町には原発があるのであります。四国電力の伊方原子力発電所。
今日はここは通りすがりやったので、どこに原発があるがかは判りませんでした。どっか、目立たん海岸にあるがでしょう。
で、伊方町は、四国の皆さんにとっては原発の町として知られちゅう訳で、漁港としてはメッソ知られちゃあしません。保内の方から国道197号線を走って来た訳ですけんど、この界隈は古いお宮さんとかお堂とかがあって、大昔から人々が暮らしてきた古い漁村であったことがよくわかります。が、山から町へと下っていくと、とにかく大きな建物が多いことにビックリしますね。小さな町に、大きな建築物の群れ。その中でも、写真中央に写っちゅう町役場と、その向かいの図書館、会館、郵便局はこぢゃんと立派で、他を圧倒しちょります。また、四国電力のお客さまセンターも立派。漁協も大きく立派な構えで、これがやっぱし原発効果ながかと、あらためて考えさせられました。公共事業恐るべし、ですな。
まあ、原発だけぢゃあ無うて、今話題の巨大なダム建設とかでも、それを造ることによる地元保証は、ものすごいモンがあるがでしょう。
静かな漁村の巨大公共建築物の群れ。
対照的に、この隣の保内の町は、大きな鰹節会社の工場、大きな大きなお菓子メーカーの工場、大きな水産加工会社の工場など、ビックリするくらい大きな地元資本の食品工場が並び、活気、元気に溢れちょります。
色んな町の姿があります。