下田川、介良川のエンコウの神様〔2357〕2009/09/28
2009年9月28日(月)曇ったり晴れたり
昨夜は結構降ったにかありません。出勤途中の用水路の水が濁ってガンガン流れよりました。
昨日、土佐学協会で高知の歴史民俗についてまたまた新しい情報をたくさん得ることができました。嬉しいですね。で、その中のひとつ、下田川と介良川合流地点の「エンコウの神様」の話を、今朝の通勤時に早速確かめてきました。
ここがそのエンコウの神様のいらっしゃる場所。
護岸工事が徹底しちょりまして、昔の面影もまったくない、堤防の内側の狭い場所に、その神様はございました。
しゅっと横がポンプ場。堤防の上の道路を普通に走りよったら気付きませんな、こりゃ。
この祠は「水天宮尼御前」と称する祠やそうです。まだ早朝の真っ暗い時間ですきに、祠の中は見えませんでした。
こっから下田川を遡ると稲生で、こないだうちもご紹介した河泊神社がございまして、今も賑やかにエンコウさんのお祭りが開催されよります。そっからちょっと下ったこの界隈でも、各自の家や川縁にエンコウ棚をつくって祀ったりしてきたらしいです。今でもやりゆう家、あるみたいですきに見てみたいですな。
こっから介良川を200mくらい遡った場所に、「おもんさん」という小さい祠があるそうです。その祠には、エンコウが腰を掛けたという石が祀られちゅうそうですきに、お参りしてみんといけません。
それにしても、この界隈、エンコウ大活躍の地域ですな。地域の皆さんに尊崇されゆうことが良くわかります。
が、ここの神様、コンクリートの護岸に囲まれ、こっから川を眺めることはできません。これはちくとかわいそうな気がします。
エンコウの神様は、川を見守ってくれよらんとイカンですよね。