船岡山はケイ石の鉱山でこんなになりました〔2309〕2009/08/11
2009年8月11日(火)晴れ!
いやいや、暑い暑いよさこい2日目になりました。こりゃあ踊る皆さんも大変。まあ、好きでやりゆうがですきに、降っても炎天下でも楽しいがですけんどね。
昨夜は、Jr.がいつもの市民憲章へ踊りに行っちょったので、ひまわり太郎も中央公園から合流しました。そして、10時までゆっくりと見てきました。やっぱしよさこいはエイですな。高知らしい、ホントに高知らしいお祭りです。これを、単なるイベントとかと考えると大間違いをしでかしてしまいます。みんなあで楽しみまくる「お祭り」である、ということを忘れたらいけません。
ここは今朝の船岡山。出勤途中の、吾岡山の西にある山。こないだもご紹介しましたが、この山の南から石段を上がった所に、住吉大明神さんが鎮座しちょります。しかしこの山、周囲から見ると低い山みたいに見えますけんど、実は内側はご覧のようにくり抜かれちょって、周囲だけに樹々が残されちゅうがです。左端に写っちゅう屋根が最近造られたばっかしの拝殿。その向こうに、立派な覆いに囲われた、古い本殿がちくと写っちょります。
この内側のくり抜きはイッタイコッタイ何なのか。今朝は工事現場の入り口にある表示看板をじっくりと見てみました。それによりますれば、ここは「船岡鉱山」だそうです。何を採掘しゆうかと言うと「ケイ石」。そう。この山はたぶん、ケイ石が豊富に掘れる山で、業者さんが大がかりに採掘しゆうがでしょう。
それにしても不思議ながは、何故、外周だっけ残しちゅうがか。謎です。
最初は山の中央部から掘り進めたがでしょう。そのうちに、外周以外の部分すべて掘り始め、ついには由緒ある住吉大明神さんの鎮座する部分も採掘することになったがでしょうか。で、立派に造成しなおして、拝殿を新築して本殿を覆うことになったがでしょうか。今は、土がむきだしになった採掘現場の上に、朝日に輝きながら立っちょります。
この住吉さん、藩政期には相撲が有名で、山内の殿様も観覧に訪れよったというお話をこないだ書きました。お祭りは、地元の皆さんの気持ちから湧き上がってくるもんです。嘗て、ここにも湧き上がってきたお祭りがあったということです。